前袈裟丸山

天気:
メンバー:W,H,T
行程:折場登山口 8:55 …賽の河原 10:05 …小丸山(1676m) 11:05〜11:15 …前袈裟丸山(1878m) 12:30〜13:40 …小丸山 14:50 …賽の河原 15:45 …折場登山口 16:35
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

今年、鳴神山〜吾妻山谷川岳を一緒に歩いたWさんとHさんから、秋分の日の休日にどこか近場の山に登りたいとのリクエストを頂いた。いくつかの候補の中から、比較的楽に登れる高峰で眺めの良い前袈裟丸山を選ぶ。アカヤシオや紅葉の時期には大人気の山であるが、まだ紅葉には早いから、そうは混雑しないだろう。最近では2018年10月に登っており、そのときは紅葉がちょうど見頃であった。

桐生を朝7時半に車で、Wさん、Hさんに同乗頂いて出発。9時少し前に折場登山口の駐車場に到着する。先行者の車は2台だけ。思ったより少ないのは自粛要請の効果?既に標高1200mの高地で風もあり、寒いに近い涼しさ。今日はコースタイムの1.1倍の時間に昼食休憩30分を加えて行程を見積り、登山口を9時出発、16時帰着との計画を立てている。

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折場登山口の駐車場

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折場登山口

登山道に入り、樹林に覆われた尾根をしばらく登ると、笹原が広がる斜面の縁に出て眺めが開ける。左上には前袈裟丸山を仰ぎ、振り返ると赤城山が眺められる。この笹斜面は崖崩れか何かの跡かなと話していたが、後日、増田宏著『袈裟丸山』を読むと伐採跡地らしい。左下の谷は沢登りの対象にもなっているヒライデ沢で、連続するナメ滝が見える。

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前袈裟丸山を仰ぐ

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赤城山を望む

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ヒライデ沢のナメ滝を俯瞰

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伐採跡の笹原の縁を登る

再び樹林に入り、笹原の間の道を登る。傾斜が緩むとザレ地に露岩が点在する賽の河原に出て、展望櫓や、少し進んで塔ノ沢コースの分岐点がある。この辺り、春はアカヤシオの大群落で有名なスポットだ(その時期に来てアカヤシオを見たことは、実はまだない)。

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賽の河原の展望櫓

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賽の河原・塔ノ沢コース分岐

賽の河原から小丸山へは広くなだらかな尾根が続くが、意外と距離とアップダウンがある。最後に短い急坂を登って、小丸山の頂上に着く。ここからの袈裟丸連峰の眺めは、餅ヶ瀬川源流域に急崖を巡らせて、絶品だ。皇海山や鋸山、庚申山も眺められ、その奥には日光白根山を望む。

この頂は電波が良く届き、HさんがLINEグループに写真を投稿すると、それに対する応答がザックの雨蓋に入れたスマホでピコンピコン受信される。ここで、先行して戻って来たソロハイカーさん2人と会う。ということは、前袈裟丸山の頂上は貸切だな。

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小丸山への登り

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小丸山から袈裟丸連峰の展望
左から後袈裟、中袈裟、奥袈裟

小丸山から前袈裟丸山に向かう。一旦下った鞍部の広場には、WCとカマボコ型の小さな避難小屋、というかシェルターがある。中は狭く換気が悪いが、泊まれなくはない。

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前袈裟丸山に向かう

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避難小屋のある広場

鞍部から1685m標高点を越えると、前袈裟丸山の頂上直下の急斜面が眼前に迫る。この急斜面を木の根岩角を摑んで攀じ登る。途中、ご夫婦?のパーティーに追いつかれて道を譲る。この日、山中で行き合ったハイカーさんは以上の4人のみ。実に静かだ。

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前袈裟丸山に迫る

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前袈裟丸山への急登

急斜面を登り切って、頂上稜線の一角に着く。笹原のなだらかな稜線から振り返ると関東平野が眺められ、(写真では判別できないが)桐生の吾妻山も見えている。

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頂上稜線に出る

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関東平野の展望

緩く登って前袈裟丸山の頂上に到着。開けて明るい頂だが、樹林に囲まれて展望は意外とない。先行パーティーは木陰で休憩中。我々は頂上からちょっと先に進んで、北面が開けた展望地に移動。眼前に後袈裟丸山、その奥には皇海山や日光白根山、男体山を望み、沼田市街や至仏山、武尊山を遠望できる。

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前袈裟丸山頂上

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頂上北の展望地より
後袈裟、皇海山、白根山を望む

ここで昼食とする。COOPで常温保存可能なソーセージステーキ(4枚入り398円)を見つけ、山で食べるには良いかもと思い、試しに買って持ってきた。フライパンで焼いてビールのつまみに食べる。これはなかなか美味く、お二人にも好評。利用価値がありそうだ。

のんびり休憩して、1時間10分も過ごした。下山にかかろう。往路を戻り、前袈裟丸山から急坂を下る。Wさんは下りになるとなかなか速い。登り返して小丸山の頂上に着く。太陽が西側に回り、袈裟丸連峰の東面の急崖が日陰になって、峻険な印象が増す。

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前袈裟丸山から急坂を下る

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小丸山から前袈裟、後袈裟を振り返る

賽の河原を過ぎ、笹原の斜面に出る。陽が傾き始めて、少しオレンジがかった光が笹原を照らす。ちょうど、昼食休憩で超過した分だけ予定から遅れて、折場登山口に帰り着く。他の車は既にない。今後は、昼食休憩は1時間として計画を立てることにしよう。

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賽の河原からの下り

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陽が傾き始めた

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前袈裟丸山を振り返る

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折場登山口に帰り着く

帰りは水沼に日帰り入浴で立ち寄る(600円)。水沼に着く頃にはとっぷりと日が落ちた。R122は車が少なく、スイスイ走って帰桐した。