谷川岳
Wさんの計画に参加させて頂いて、4連休の初日に総勢7名のパーティで天神尾根から谷川岳に登って来ました。
桐生を朝6時にTさんの車で、Wさん、Hさん、Tmさんと共に出発。Wさん、Tさん、Hさんとは前回、鳴神山〜吾妻山の山行でご一緒した。Tmさんは最近、山歩きを始められたとのこと。Hさんは、明日はキャンプを予定されているそうで、アクティブだなあ。
関越道を走ると、行く手に谷川連峰が見えて来る。今日は晴天で、谷川岳の耳二ツも良く見える。8時前に谷川岳ロープウェイの山麓駅に到着し、ベースプラザの駐車場に車を置く。まだ朝早いので駐車は少ないが、後続の車がどんどん来る。ここで、Sさん、Iさんと合流して7名揃い、ロープウェイに乗車する。
天神平に上がり、谷川岳に向かうハイカーさんの列に続いて歩き出す。ゲレンデの草原を横断し、樹林帯に入って山腹をトラバースする。樹林の切れ間から見える谷川岳は、頂上に少し雲がかかっている。頂上に着いたときには、晴れていますように🙏
天神峠からの登山道を合わせ、鎖が手摺に張られた岩場を過ぎると、熊穴沢避難小屋に着く。距離的には天神平〜谷川岳頂上の中間点で、登りはここからが本番だ。
岩尾根を登ると、樹林帯を抜けて低木帯に入る。眺めが開け、左手に爼嵓の急峻な岩稜やオジカ沢の源頭の雪渓を望む。奥に見える円頂は小出俣山かな。行く手には頂上に向かって尾根が一直線に伸び上がり、その上にハイカーさんの列が点々と続いている。
笹原と低木の尾根を急登すると、天狗の留まり場(Sさん曰く、ジジババの留まり場😅)の標識のある大岩に着く。大勢留まっているハイカーさんに混じって、我々も一休みする。急登に加え、太陽が高くなって日差しが強く、かなり暑い。
天狗の留まり場から、一面の笹原に覆われた尾根を登る。行く手には肩ノ広場に建つ大きな道標が十字架のように見える。振り返ると既に天神平が遠い。笹原に群れて咲くコバイケイソウを横目にひと頑張りして、ハイカーさんで大賑わいの肩ノ小屋に登り着く。メンバーも結構お疲れで、ようやく到着してホッと一息付く。
肩ノ小屋からトマノ耳は一投足の距離だ。頂上もハイカーさんで大賑わいで、山名標識を囲んで記念撮影をするのにも待ち行列が出来ている。願いが届いて良く晴れたので、頂上からの展望は素晴らしい。Tmさんも、こんな景色はみたことがないと感動しておられる。
トマノ耳から谷川岳最高点のオキノ耳に向かう。右側はマチガ沢に切れ落ちた岩壁、左側は万太郎谷源頭に広がる緩やかな笹斜面で、非対称な景観だ。
オキノ耳の頂上まではハイカーさんの行き来が多い。頂には早くも沢山のアキアカネが飛び回る。オキノ耳には、2017年に一ノ倉岳〜谷川岳を歩いて以来の登頂。一ノ倉岳や、その先の茂倉岳〜武能岳は、また行ってみたい。湯檜曽川を隔ててどっしりと大きな山容の朝日岳も、長らくご無沙汰している山だ。
オキノ耳から、大展望を楽しみつつ肩ノ小屋に戻る。マチガ沢の底にも雪渓が鈍く光り、その向こうには西黒尾根が遥か下の湯檜曽川へ向かってドーンと落ちている。当初の計画では西黒尾根を下るという話もあったが、これを見ると、やはりかなりハードだよなあ。
肩ノ小屋で昼食にし、Wさんから頂いたワインと持参の缶ビールを飲む。カップ麺の蕎麦を持って来たが、暑さと疲れで食べる気がしない。夏場の山歩きの昼食は再考しよう。
肩ノ小屋から天神尾根を下って戻る。空に黒雲が湧き、遠くからゴロゴロと響いて来たが、幸い一時的で止む。樹林帯に入れば安全圏だ。熊穴沢避難小屋でゆっくり休憩する。なお、いわお新道の下り口には通行止の掲示あり。沢沿い土砂崩れのため、谷川温泉には抜けられないとのこと。
帰りは田尻尾根を下るという話もあったが、メンバー全員、天神尾根の往復でもう十分という感じなので、衆議一決してロープウェイで下る。
山麓に着き、駐車場でSさん、Iさんとお別れする。残りのメンバーは、日帰り入浴しに湯テルメ谷川に向かう。ところが連休中とあって、湯テルメ谷川は駐車場に入る待ち行列が出来ていて、大混雑の模様。代案として「温泉センター諏訪の湯」に向かう。とても分かり難い場所にあり、私の記憶も曖昧で右往左往したが、スマホの地図で検索して、なんとか辿り着く。汗を流してさっぱりと気持ち良くなったのち、桐生への帰途についた。