仙人ヶ岳

2009年3月29日(日)
天気:
メンバー:T
行程:中居橋 10:05 …穴切沢出合 10:45 …三角山(623m) 11:50 …仙人ヶ岳(663m) 12:20〜12:50 …荒倉山 13:20 …小友沢の頭 13:55 …一色展望台 14:30〜14:45 …でんべい山 15:10 …カタクリの里 15:20
ルート地図 GPSのログを地理院地図に重ねて表示します。

この週末は、仕事が土曜の午前様まで食い込んだおかげで、遠出をするにはパワーダウン。こういうときは近場の気になるスポットへ。以前、高戸山に登ったときに興味を引かれた、穴切川上流の群馬・栃木県境を流れる沢(穴切沢と呼ぶらしい)を詰め上がって、赤雪山〜仙人ヶ岳稜線上の三角山に登るコースを歩いてみました。三角山からは仙人ヶ岳を経て、そろそろカタクリが見頃の、でんべい山のカタクリの里まで歩いて来ました。

仙人ヶ岳を北から南へ縦断するので、登山口まではバスでアプローチ。本町三丁目バス停でおりひめバスに乗り、約20分程の中居橋バス停で下車する。料金は200円也。桐生川に架かる穴切橋を渡り、穴切川に沿って未舗装の車道を歩く。ここは高戸山に登ったときも歩いた所で、小滝が連続する渓流を眺めながら気持ちよく歩ける。

やがて、谷間が開けた広場に出ると、お顔が欠けて苔むしたお地蔵さんがある。いつごろ建立されたものだろうか。今ではこの一帯は杉の植林で、山仕事と物好きなハイカーの人しか訪れないと思われる。

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穴切川の渓流

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首なし地蔵

広場の奥の木橋から右に分かれる沢が、県境を流れる穴切沢だ。この沢は、2006年12月にMHC県境歩き隊が遡っている。入口はちょっと沢登りの雰囲気だが、沢沿いに細い作業道があり、水流の中を歩く必要はない。

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県境を流れる穴切沢出合

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穴切沢(右)を遡る

ずっと杉の植林の中で、いささか殺風景な沢だが、流れは小さなゴルジュを成していたりする。やがて「飛駒村有林」と刻まれた立派な石柱の立つ二股に着く。この標識を見るのは、飛駒三山を歩いたときに続いて二回目だ。全部でいくつあるのかな?

二股を右に進むと、浅い三つの窪に分かれ、真ん中の窪を登って行く。やがて、稜線下の崖に突き当たるので、右の杉林の斜面を登る。こちらも木立を摑んでいないと転げ落ちそうな急斜面だ。左上から人の話声がするので、上は確かに赤雪山〜仙人ヶ岳の稜線のようだ。しかし、こんな所を登っているのを見られたら、変に思われるだろうな(^^;)。幸い声だけで、人影を見ることはなかった。

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飛駒村有林石碑

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穴切沢から稜線に詰め上がる

息を切らせて稜線によじ登り、稜線上を左に進むと、すぐに赤雪山〜仙人ヶ岳縦走路に出た。ほぼ忠実に県境をトレースできたようだ。縦走路を辿ると、立派な道標のある三角山の肩に着く。三角山の頂上はこのすぐ右で、「623m」と書かれた標識が梢にぶら下がっているのと、桐生市基準点No.103がある。木立に囲まれて展望はなく、あんまり冴えないピークだ。すぐに仙人ヶ岳に向かう。

赤雪山〜仙人ヶ岳間を歩くのは2000年2月の山行以来になる。歩く人が増えたのか、道も良く踏まれていて歩きやすくなった気がする。小さなアップダウンや露岩のピークがあって、変化のあるコースだ。「松田川ダム/野山林道へ20分」という標識を過ぎて急坂を登ると、仙人ヶ岳の頂稜の一角に着いた。

今日は天気も良いので、ハイカーさんも多い。風が冷たいので、皆、風下の日溜まりで休憩している。私も仙人ヶ岳の頂上の手前の適当な場所で、風を避けて枯れ草の上に腰を下ろす。正午を回って昼食の時間だが、朝食が遅かったせいか、あまりお腹が減っていないので、サンマ缶と缶ビールを開けただけで済ます。

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三角山付近の立派な道標

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仙人ヶ岳頂上

仙人ヶ岳の頂上からは、樹林がまだ芽吹いていないで、木の間から残雪の日光連山を望むことができた。頂上から前仙人ヶ岳方面への道も、ピークの巻き道ができていたりして、やたらと歩きやすくなっている。朝日沢へ下る道も入口を見る限りは踏まれている様子だった。以前、通ったときは桟橋が崩壊していて怖い思いをしたが、歩く人がいるのだろうか。

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前仙人ヶ岳方面への稜線

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白葉峠方面分岐

前仙人ヶ岳への道と別れて、白葉峠方面への稜線を辿る。ここからは、2006年5月にも逆コースで歩いた所だ(山行記録)。赤松の多い尾根を下ると、荒倉山の頂上に着く。ここから見る仙人ヶ岳は標高の割に山奥深い感じがして、お気に入りのアングルの一つだ。

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荒倉山頂上
後方は石尊山〜深高山の稜線

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荒倉山から仙人ヶ岳を望む

白葉峠への道を分け、一色展望台への稜線を辿る。「桐生市菱町一丁目最高峰」というローカルな標識のある小友沢の頭は、あまりピークらしいピークではないが、このコースは小さなアップダウンが多く、眺めもところどころで開けて、変化に富んだ尾根歩きが続く。

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白葉峠分岐

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小友沢の頭

森山展望台に着くと、桐生市街の眺めが開ける。木に掛けられた小さなプレートは掠れて、「楚巒山楽会」の文字だけが読み取れた。一色展望台では、桐生市街がさらに近づいて良く見える。ここのポストにあるノートに記帳しようと思ったら、書き込みで一杯になっていたので、裏表紙の裏に書く。ページを繰ると、「ハイトスの里山日記」のHitosさんや、菱町在住でブログをやっている方の記帳を見つけた。

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一色展望台

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一色展望台から桐生市街の展望

熊ノ沢山を過ぎ、一旦、鞍部に下って急坂を登り返すと、でんべい山の頂上に着く。ここも北側の木が切られて、仙人ヶ岳方面の眺めが開ける。ここから見る仙人ヶ岳も里山とは思えないスケール感がある。と言っては身贔屓かな(^^;)

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でんべい山から仙人ヶ岳を望む

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カタクリの里への下り口

でんべい山からカタクリの里に下る。カタクリの里には、実は数日前にジョギングで立ち寄っていたのだが、早朝だったので花が開いていなかったのだ。今日は午後3時を回っているので、花弁は奇麗にカールして開いていた。春先にはこれを一度見なくてはね。ゆっくり観賞したのち、自宅まで歩いて帰った。

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カタクリ(1)

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カタクリ(2)

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カタクリ(3)

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カタクリの里


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