塔ノ岳

2025年9月15日(月)
天気:☁️
メンバー:T
行程:大倉駐車場 6:55 …雑事場ノ平 7:40 …駒止茶屋 8:25〜8:35 …天神尾根分岐 9:15〜9:30 …花立山荘 10:10〜10:20 …塔ノ岳(1491m) 10:55〜11:25 …花立山荘 11:50〜12:00 …天神尾根分岐 12:25 …駒止茶屋 13:00 …雑事場ノ平 13:30〜13:40 …大倉駐車場 14:15
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

敬老の日の三連休は横浜の実家に帰って過ごす。連休最終日は丹沢・奥多摩辺りの山を歩いて桐生に直帰しようと考えたが、天気が良くないので、トレーニングで定番の大倉尾根から塔ノ岳に登ることにする。このコースは何度も歩いていて、前回は2019年8月に登っている。

早朝、実家から車で出発。最寄りのコンビニで朝食と昼食を買おうと思ったが、最近、営業開始が遅くなって6:00になったようで、まだ開いていない。R246をしばらく走り、開いているコンビニを見つけて食料とペットボトル飲料600mℓ2本を買う。その後、横浜町田ICから東名に乗り、伊勢原JCTで新東名に入る。秦野丹沢SICで降りるべきところをうっかり乗り過ごして終点の新秦野ICで降りる。ちょっと遠回りして大倉に向かい、県立秦野戸川公園の大倉駐車場(800円)に車を置く。

朝早いので駐車の数は少ない。大倉駐車場から暗い灰色の曇り空を背景にして大倉尾根の末端を見上げる。今日は雨が降らなければ御の字な天気だ。

近くの水無川には歩行者専用の「風の吊り橋」が架かる。橋上から水無川を入れて大倉尾根を見上げる写真を撮ろうと思ったが、高い投物防止柵が邪魔でダメだった。橋の向こうには7月にやはりトレーニングで登った三ノ塔と三ノ塔尾根が見えるが、あちらも上部は雲の中だ。

大倉駐車場から大倉尾根を仰ぐ
風の吊り橋

大倉バス停を通って、大倉尾根に向かう。バス停の周辺も、まだ、ハイカーの姿はちらほら。車道を歩き、大倉集落の外れから登山道に入って、しばらく簡易舗装道を上がる。

大倉バス停
登山道(直進)に入る

途中に前回はなかった新しい配水場があり、水飲み場が設置されている。飲んでみると美味いがあまり冷たくない。「大倉の清水」との説明板があり、それによると水無川の猿渡堰堤から取水した表流水とのこと。この先から整備された山道となり、山腹を斜めに登って行く。傾斜は緩いが、とにかく蒸し暑くて風もなく、汗だくになって歩く。

水飲み場
整備された山道を登る

尾根上の「雑事場の平」という地点に登り着き、ベンチに腰を下ろす。大倉からここまで45分は前回と同じタイムだ。この間、後から登って来たハイカー数組が先行する。

一休みしたのち、尾根道を歩き出す。すぐ先の見晴茶屋を過ぎると、幅のある尾根上の急坂となり、小さくジグザグを切って登る。急登は一本松と呼ばれる地点で一息ついて、しばらく平坦な尾根道を歩くが、再び急坂の登りとなる。駒止茶屋(廃業)に着くと休んでいるハイカーさんが多い。私も少し先のベンチで休憩して、水分を補給する。今日は蒸し暑さが応えて、休憩の間隔が短い。

尾根上に出る
見晴茶屋
階段道の急登
駒止茶屋(廃業)

見晴茶屋から少し上がれば、堀山の長く平坦な尾根となり、この辺りは楽だ。ますます霧が濃くなって、咲き残ったマルバダケブキの黄色い花がぼうっと霞んで見える。登りに転じ、坂の途中の堀山の家を過ぎると、木の階段道が現れ、ひたすら登る。天神尾根分岐で今日3回目の休憩。もうバテバテで、15分も休んでしまう。このすぐ先にベンチがあるから、そこで休憩した方が良かった。

堀山付近
堀山の家
霧の中ひたすら登る
天神尾根分岐

天神尾根分岐から花立山荘まで、標高差200mの急登に取り付く。途中、ちょっと頭も痛くなってきて、もしかして熱中症の前兆かも。背負子で背丈を超える大荷物を担いだ歩荷の方と前後して、ちょくちょく休憩を取りつつ登る。長く急な階段道を登り、カキ氷の幟が見えると、ようやく花立山荘に到着する。

いやー、疲れた。ベンチに腰掛けて休憩する。ふと、右手の甲を見ると、親指と人差し指の股に茶色で小さな棒状の物が付いている。うへぇ〜、ヒルだ。大倉尾根でヒルに食われるとは世も末だ😅。何とか引き剝がして弾き飛ばす。食われた箇所は、僅かな量だがしばらく血が止まらなかった。

タマガワホトトギス
花立山荘

今日はあまりに調子が悪いので、もうここで引き返そうかとも思ったが、初志貫徹、塔ノ岳を目指そう。立ち上がったら、ベンチが汗でお尻の形に濡れている。もっとも、今日の蒸し暑さでは誰でも同じ痕跡を残している。

緩やかな花立ノ頭の頂上を通過し、金冷シからダラダラと登って、塔ノ岳の頂上に着く。展望が全くない生憎の天気だが、こんな日でもハイカーさんは結構多い。とにかく疲れて、頂上の一角に座り込んでグッタリと休憩する。まあ、それでも、なんとか頂上に辿り着けたのは良かった。

金冷シ
塔ノ岳頂上

食欲がないので、小さいチョコあんぱんを2個だけ食べ、ペットボトル飲料を飲み切って下山にかかり、往路を戻る。下りはかなり楽だ。花立山荘でペットボトル飲料(500mℓ、500円)を買って飲み、堀山の家でもCCレモンを買って飲む。CCレモンは冷えていて、飲むと生き返った。疲労回復には酸っぱいものが良く効く。

無事、大倉駐車場に帰着。途中、休憩時間が長かったこともあり、登り4時間、下り3時間弱もかかった。蒸し暑さもあるが、脚力が弱っていることも否めない。

帰りは弘法山の西麓にある「名水はだの富士見の湯」に日帰り入浴で立ち寄る(1000円)。だくだくの汗を流してさっぱりしたのち、秦野中井ICから高速に乗って帰途につく。途中、腹が減ったので、寄居PAのフードコートに立ち寄る。ここでは以前、深谷ネギ味噌ラーメンを食べて美味かった。今回は、スタミナ焼肉定食を食べる。これも美味しく、満足して桐生に帰った。