日和田山〜越上山〜大高取山

天気:
メンバー:T
行程:越生町中央公民館 …越生駅 5:29 =🚃= 高麗川駅 5:42 …高麗神社 6:25〜6:30 …日和田山登山口 7:00 …日和田山(305m) 7:40〜7:50 …高指山(332m) 8:10 …物見山(375m) 8:40 …北向地蔵 9:15 …スカリ山(435m) 9:35〜9:40 …一本杉峠分岐 10:40 …越上山(566m) 11:15〜11:55 …一本杉峠 12:25 …鼻曲山(447m) 13:10 …椎木山(368m) 13:35 …桂木観音 14:25 …大高取山(376m) 14:50〜15:00 …越生町中央公民館 16:05
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

8月下旬からずっと天候不順で、山歩きの間が空いた。週末は代わりにトレーニングで桐生吾妻山に登っていたが、それも連続するとさすがに飽きてきた。この週末も予報は曇りで、山歩きにはイマイチの天気。目先を変えて、トレーニングがてら低山でロングコースを歩こうと考えて、奥武蔵を思い付く。奥武蔵では、飯能アルプス外秩父七峰縦走などのロングコースを歩いたことがある。天気が良くなくても、標高が低い分、雨に降られる確率は下がるし、ガスって展望がなくても(もちろん、あるに越したことはないが)、そう惜しくはない山域ではある。という訳で計画を立てて、出かけてきました。

低山ではあるが、距離21km、コースタイム9時間半の長丁場になるので、気合を入れて深夜3時半に桐生を車で出発。下道を走り、5時過ぎに越生町の中央公民館の広い駐車場に到着、車を置く。上空は厚い雲に覆われて薄暗く、傘を差す程ではないが、霧雨が降っている。10分程歩いてJR越生駅に向かい、5:29発高麗川行の八高線の列車を待つ。


越生町中央公民館の駐車場


越生駅

八高線は倉賀野〜高麗川間が、関東のJRでは数少ない未電化区間だ(その他、烏山線、久留里線が未電化)。ディーゼル列車で2駅移動し、高麗川駅で下車。今日はここを起点に標題の山々を縦走して、越生に戻る計画である。

高麗川駅の駅前には、柱が将軍標(天下大将軍、地下女将軍と刻まれたトーテムポール)のハイキング案内看板があり、ロータリーには鉄板製の大きな将軍標が建つ。将軍標は、群馬では某焼肉チェーン店でお馴染み。そう言えば最近、焼肉を食べていない。牛タンとカルビ、食べたいなあ。

駅前を真っ直ぐ進む。駅周辺は新興住宅地として開発が進んでいるが、駅から離れると、緑地と田畑が広がっている。T字路を右折して少し先のコンビニで朝食のパンとペットボトル飲料を買い、将軍標を模した道標にしたがって高麗神社に向かう。


高麗川駅前ロータリー


高麗神社へ向かう

緩く坂道を下って高麗川を渡ると、高麗神社の参道入口に着く。ここにも将軍票の大きな石柱が建つ。ニノ鳥居を潜って参道の石畳を進むと一対の狛犬が座す。狛犬の名の由来は高麗犬との説もあるから、ここのは元祖狛犬という感じ。その奥、石段を登った上に新しめの本殿が建つ(正確には外拝殿で2015年造営)。拝殿正面には「天覧山」「高麗王」と書かれた樽酒が山積みに奉納されている。埼玉の地酒は飲んだことがないのでφ(.. )メモメモ。

案内板に拠ると、祭神は高麗国王族の高麗王若光。668年の高句麗国の滅亡により日本に渡った高句麗人1799人が、716年に武蔵国に移されて、新しく高麗郡(現在の日高市、鶴ヶ島市付近)が設置された。高麗王若光はその郡司に任命され、武蔵野の開発に尽し、この地で没したとのこと。境内や建物が美麗で、現在も信仰を集めている様子が窺える。


高麗神社の狛犬と社殿(奥)


聖天院山門

参道を戻り、「聖天院高麗王の墓近道→」の標識にしたがって路地に入る。聖天院の参詣時間は午前8時〜午後5時なので、まだ入れない。本堂は山のかなり上に見えるので、実は登らずに済んでちょっとホッとする。先は長い。立派な山門を眺めただけで通過する。

山際の道を進み、右に車道を分けて細い道へ。この辺り、ルートが分かり難い。チョロチョロの流れの聖天院沢を渡り、少し先で車道に出る。道端に栗林があり、まだ青いが大きな栗の実がたわわになっている。


山麓の路地を進む
ここは左へ


大きくて青い栗の実が生る

斜め右前に分岐する路地に入り、「↑日和田山・高指山 滝沢の滝→」の道標がある十字路を直進。ブルベリー園の脇を通って林間に入ると、日和田山の登山口に着く。


日和田山登山口へは直進
右は滝沢の滝に至る


日和田山登山口

日和田山の登山道は良く整備されていて、登山口にはベンチや休憩舎、WC、自販機、案内看板がある。幅広くなだらかな登山道を登る。広く親しまれている里山らしく、天気がイマイチな今日のような日でも、老若男女のハイカーさんと次々に交差する。


幅広く緩やかな登山道を登る


一の鳥居

一の鳥居を潜り、右に女坂を分けて、左の男坂に入る。僅かに下って沢を渡る箇所に水場がある。ここで右の道に入ると階段上の岩場が続く。変化があって、なかなか面白い。


男坂の水場


階段状の岩場を登る

急登をこなすと二の鳥居に着き、右から女坂を合わせる。眺望の説明板があり、晴れていれば巾着田や飯能市街が眺められるそうだが、今日はガスに閉ざされて何も見えない。


二の鳥居


麓を眺めるもガスの中

二の鳥居のすぐ上に金刀比羅神社が建つ。神社裏手の樹林に覆われた尾根道を緩く登ると、三角点標石と大きな宝篋印塔がある日和田山頂上に着く。宝篋印塔の銘には聖天院、享保などの文字がある。樹林に囲まれて展望は一部に限られ、その展望もガスで閉ざされている。ベンチに腰掛け、コンビニで買ったペットボトル飲料とパンの朝食を摂る。


金刀比羅神社


日和田山頂上

日和田山の頂上から下ると、緩いアップダウンのある尾根道となる。奥武蔵自然歩道として良く整備され、ハイカーさんにポツポツと行き交う。道の部分は薄い表土の下の岩盤が露出している個所が多い。

やがて、車道に出て、「←物見山 高指山山頂→」の道標を見る。車道を右に登ると段々に区画された空き地の上にコンクリの大きな構造物が見える(後日調べるとNTT高指無線中継所の跡で、アンテナは撤去され、付設の建物だけが廃墟となって残っているらしい)。

入れ替わりに山頂から降りて来たソロハイカーさんと、天気が悪いけど人が多いですね、そうですね、と挨拶を交わす。

最後に擬木の階段を上がると高指山(たかさしやま)の頂上で、真新しく大きな山名標柱が建つ。樹林に囲まれて展望がない上に、すぐ横に廃墟があるから、なんとも殺風景。


岩盤が露出した登山道


高指山頂上

高指山から戻って尾根上の車道を下って行くと駒高集落に入る。休憩舎と新しく綺麗なWCがあり、すぐ先の民家の軒先には自販機もある。陸橋を渡った先で、「↑物見山 北向地蔵」の道標にしたがって登山道に入る。


駒高集落にある休憩舎とWC


物見山への登り口

杉林に覆われた尾根道を緩く登ると、ベンチと「物見山 375m」の山名標柱のあるピークに着く。周囲を檜林に囲まれ、南東のみ樹林が切れて、晴れていれば眺めが良さそうだが、今日の天気ではガスに閉ざされて、相変わらず何も見えない。

ここが物見山の頂上と思っていたが、後日、GPS軌跡を地図に落とすと、物見山の三角点はここより北東約100mの地点であった。三角点ピークを踏み損ねたが、まあいいか。高指山で会ったソロハイカーさんがそちらから出てきて、再び挨拶したが、後になって、三角点を往復して来たんだな、と気が付いた。


物見山への登山道


物見山頂上

ベンチで一休みしたのち、縦走を再開。尾根を緩く降ると「宿谷の滝→」の道標があり、右に下る道が分岐する。件のソロハイカーさんがそちらへ下って行く後ろ姿を見送る。この地点がヤセオネ峠らしい。少し進んで、左に小瀬名地区、武蔵横手駅に下る道を分ける。道が広くなり、軽自動車ならば走れる幅がある(実際に駐車している軽を見た)。


車も通れる登山道


林道を横断

406m標高点ピークを巻き、緩く下って林道を横断。再び登山道に入り、斜面をトラバースする。常緑樹林を透かして、左下を並走する車道が見える。登山道が右へ折れ曲がって程なく北向地蔵に着く。大きな祠の中に赤い頭巾と前掛けを付けた三体のお地蔵様が座す。

説明板によると、天明三年の浅間山噴火により流行した悪疫を防ぐため、栃木市の岩船地蔵尊の分身を譲り受け、岩船地蔵尊と向かい合うように建てて、村の守護神としたそうな。岩船地蔵尊のある岩船山には行ったことないが、意外な繋がりがあって興味が湧く。


左下に林道を見ながら歩く


北向地蔵

北向地蔵にはベンチがあり、休憩適地。周りにはシュウカイドウやギボウシも咲く。ここからしばらく車道を歩く。のんびり歩くハイカーさんを追い越し、トレランの人に追い越される。やがて「←スカリ山・桂木観音」の道標があり、登山道に入る。


しばらく車道を歩く


スカリ山への登り口

スカリ山への登りは短いが、木の根が張った急登だ。途中、トレランの男女4人組に追い越される。登山道は最初の小ピーク(観音ヶ岳)を巻いているが、頂上に登ってみるとそこそこ眺めがある。ガスもだいぶ薄れてきて、隣りのスカリ山の小ピークが見える。


急坂を登る


スカリ山頂上直下の登り

一旦下り、急坂を登り返して三角点標石と山名標識のあるスカリ山の頂上に着く。北から西にかけて展望が開け、靄ってはいるが、鎌北湖北岸の大平山(334m三角点峰)や、これから向かう越上山(おがみやま)へ続く山並みが眺められる。ベンチもあり、なかなかに居心地の良い頂である。


スカリ山頂上


スカリ山から越上山方面の眺め

スカリ山の次の小ピークで尾根筋は左と右に分かれ、どちらにも道があって急降下だ。ここはどっち?と思案していると、折よく右の道をハイカーさんが登って来て、こちらは直登、左は巻き道でそちらの方が緩い、とありがたく教えて頂き、左の巻き道を下る。

急坂を下った鞍部がみちさと峠で、右に鎌北湖へ下る道を分ける。稜線を緩く辿ると左に道を分け、この辺りがエビガ坂(海老ヶ坂)かな(現地の道標には、現在地の地名が記されていなくて、よく分からん)。


スカリ山から急坂を下る


エビガ坂〜茶之岳山付近の登山道

ゆるゆると尾根道を登ると、茶之岳山頂上だ。簡易な手作りの山名標があり、それには茶嶽山と書かれている。檜林に覆われた平坦な頂で展望なし。ゆるゆると尾根道を下り、左から近づいて来た車道に降りる。車道を少し辿り、右に鎌北湖への道を分けて稜線上の登山道に入る。


車道から登山道に入る


木の根が張った急坂

木の根が互いに絡まるように露出した急坂を登ると蟹穴山の頂上に着く。ここも檜林に覆われた平坦な頂で展望なし。稜線を辿ると少し先で樹林が切れて開ける。ここは送電鉄塔跡(安曇幹線363号)で、鉄塔のコンクリ製の土台のみが残っている。

その先で大沢山の頂上を通過。ほとんど平坦で目立たないピークが続く。十二曲峠で右に獅子ヶ滝へ下る道を分ける。そこから僅かに登った高みが飯能市・毛呂山町・越生町の三市町境で、「←吾野・顔振峠 一本杉峠・鼻曲山・桂木観音→」の道標がある。ここからは、まず左の道を越上山まで往復したのち、戻ってきて右に向かう計画である。


送電鉄塔跡


右に一本杉峠への道を分ける

左の道を下り、林道笹郷線を横断する。天気が好転し、陽射しも出て来た。登山道に入って主稜線の南面をトラバースする。しばらく緩い登りのトラバースが続き、小尾根に乗ると越上山への分岐に着く。ここからちょっと急な登りとなり、小さな岩場を越えると、三角点標石と山名標識のある越上山の頂上に着く。


林道笹郷線を横断


主稜線の南面をトラバース


越上山への分岐


越上山へ急坂を登る

頂上は樹林に囲まれて展望は乏しいが、少し戻った地点から北側の眺めが得られ、毛呂山町の市街が眺められる。ここが今日の行程の折り返し地点で、既に5時間半歩いたから、だいぶ疲れて腹も減った。学生さんのグループが食事中。私もここで昼食休憩としよう。鯖味噌煮をつまみに缶ビールを飲み、カップ麺のCOOP醬油ラーメンを食べる。


越上山頂上


越上山から毛呂山市街を望む

昼食後、頂上を辞す。登りでは気が付かなかったが、頂上直下に石祠と石碑がある。林道笹郷線を横断する頃にはさらに青空が広がって積乱雲が浮かび、暑さを感じる。


頂上直下の石祠


林道笹郷線にて
青空が広がってきた

登り返して、ピーク上の分岐を左(北)に向かい、毛呂山・越生町境稜線を辿る。すぐに一本杉峠に着く。名の通り、一本の大杉が生えている。東西に尾根を越える道はなく、南北に尾根を辿る道の高点という意味での峠のようだ。


一本杉峠は左の道へ


一本杉峠

小さくジグザグを切って尾根を下ると傾斜が緩み、カイ立場(笹郷峠)に着く。道標があり、左に黒山方面、右に愛宕山・阿諏訪・獅子ヶ滝への道を分ける。


尾根道を下る


カイ立場

杉林に覆われた尾根をアップダウンすると「これより先 岩場危険」の標識が現れる。岩尾根となり、通過に困難はないが、足元が切れ落ちているところもあるので要注意。岩尾根は短く、すぐになだらかな尾根道に戻る。


「これより先 岩場危険」


左側が切れ落ちている

ヒサカキなどの自然林に覆われた細尾根を辿ると、山名標識のある鼻曲山頂上に着く。山名標識には標高447.3mと記されている。樹林に覆われて展望はない。


なだらかな尾根を進む


鼻曲山頂上

鼻曲山の先は木の根が絡む急降下となり、立木の間に手摺のロープが張られている。途中には「急坂注意 ケガ人有」とマジック書きされた看板もあり、確かにつまづいただけでも転落しかねず、タダでは済まない急傾斜だ。


頂上の先は急降下


急坂につき要注意

急坂を下り切ると送電鉄塔があり、眺めが開ける。鉄塔の基部から振り返ると、鼻曲山がその名の通り鼻を横から見たような形のピークを擡げる。その背景には、越上山から顔振峠辺りの奥武蔵の主稜線が展開して、意外に奥深さを感じさせる山並みが広がる。

送電鉄塔から平坦な稜線を辿ると、三角点標石と山名標識のある椎木山の頂上に着く。ここも展望はないので、写真だけ撮って通過。


送電鉄塔から鼻曲山(左)を振り返る


椎木山頂上

椎木山から緩く下って旧天望峠を過ぎる。尾根は幅広くなだらかになり、檜林と藪っぽい下生えに覆われて、里山の雰囲気となる。天望峠で林道を横断し、尾根を絡んで進む。石祠と狛狐の石像が新しい稲荷神社を過ぎ、右に毛呂山市街への道を分けると果樹園や畑地が現れ、柏木集落に入る。


緩くアップダウン


天望峠


尾根を絡んで進む


桂木集落に入る

民家の間を抜けて車道に出、右折すると柏木観音の参道階段の登り口に着く。駐車場にベンチ、WC、自販機があり、毛呂山市街の眺めが良い。駐車が1台あり、おじさん連がアマチュア無線を運用中。交信中の発言が耳に入ってくるが、立て板に水のベテランで、ちょっと感心してしまう。暑くて喉が渇いたので、自販機でペットボトル飲料を買って飲む。冷たくて生き返る心地がし、思わず感謝の念で写真を撮る😅。


桂木観音の参道階段


冷たいジュースで生き返る

ここから大高取山までが、最後の大きな登りだ。参道階段を登って仁王門を潜ると、無人の境内に桂木観音の本堂が建つ。朱塗りが少し色褪せて、古びた感がある。本堂の右手から登山道に入り、薄暗い杉林の斜面を急登する。傾斜が緩まると、ほとんど平坦で眺めのない尾根上に桂木山の山名標識と武蔵おごせハイキングコースの道標がある。


参道階段から休憩地を振り返る


桂木観音


杉林中の登山道を急登


桂木山頂上

桂木山から杉やシダに覆われたなだらかな尾根を進むと、三角点標石や山名標柱、ベンチのある大高取山の頂上に着く。杉林に囲まれているが、東面が伐採されて、緑の丘陵に囲まれた越生市街を見おろす。ここまで約9時間歩いて、やっとゴールが視界に入って来た。


頂上手前の広場・分岐


大高取山頂上


越生市街を俯瞰


西山高取方面へ下る

大高取山の頂上から少し戻り、西山高取方面への道を下る。檜林の斜面を斜めに下ると、右に幕岩展望台・虚空蔵尊への道を分ける。既に15時を回っているが、地元の方にとってはちょいと登れる手軽な山だからか、登ってくるハイカーさん数人と交差する。

この先で登山道は右に巻き道を分け、短い登りとなる。登りが下りに転じるところで左脇の立ち木に「根っ子山324m」のプレートが掛かっているのを見る。


檜林を下る


ちょっと登り返す

そのすぐ先に灰白色の大きな露岩がある。標識の説明書きによると石灰岩の露頭で「しらいしさま」と呼ばれ、信仰の対象になっているそうである。


白石様(石灰岩露頭)


ゆるゆると下る

さっき別れた巻き道に合流し、右山腹を巻いていくと、左に世界無名戦士之墓への道を分ける。駐車地点へはそちらの道の方が少し近いが、ここから短い登り坂がある。もう登る気力はないのでそちらには行かず、「越生神社 越生駅→」の道標が指す直進の道を辿る。


世界無名戦士之墓分岐


雨水で抉れた細道

こちらは山腹をトラバースして徐々に下る道だが、幅狭く抉れていて、歩く人が少ない感じを受ける。「武蔵おごせハイキングコース 大高取コース」の道標で左折。尾根の左へ下る。左に高取城跡・高取山を経由する道を分け、巻き道を辿る。高取山からの道を合わせると越生神社の横で車道に出る。越生神社に参拝したあと車道を下り、市街の路地を通り抜けて中央公民館に帰り着いた。


越生神社に下り着く


越生神社


車道を下って越生市街へ


越生町中央公民館に帰り着く

今回のコースは低山縦走ではあるが、長い行程で歩き応えは十二分。後半は天気が回復して暑くなり、最後はばてた。奥武蔵は山上まで車道が通じている所が多いが、たまにバイクの走行音が響くくらいで車は少ないから、そう気にはならなかった。また、鼻曲山の辺りは奥山らしい雰囲気もちょっとあり、思いの外、楽しめた。奥武蔵は登ったことのない山がたくさんあるので、また歩いてみたい。

帰りは車で10分程の山間にある「ニューサンピア埼玉おごせ」の「梅の湯」に日帰り入浴で立ち寄る。山間の瀟洒な施設で、夏休みのサークル活動だろうか、テニスコートは練習中の学生さんで大賑わい。梅の湯は強アルカリ性の泉質だそうで、ぬるぬるして温泉らしい。さっぱり汗を流したしたのち、桐生への帰途についた。

参考ガイド:新装版 奥武蔵登山詳細図