吾妻山〜大形山

天気:
メンバー:T
行程:吾妻公園 7:40 …吾妻山登山口 7:55 …吾妻山(481m) 8:25 …大形山(682m) 10:10 …村松峠 11:20 …吾妻公園 12:20
ルート地図 GPSのログを地理院地図に重ねて表示します。

6月の温泉旅行の記事にも書いたが、以前から尿管に結石がひっかかっていて、たまに背中が痛むことがあった。群大病院で診察して貰い、7月上旬にレーザーによる結石破砕手術を受けた。手術自体は1泊2日で無事に済んだが、2週間程は体内にカテーテルが入ったままなので、これが外れるまでは過激な運動は控えたい。

という訳で、しばらく山歩きはおあずけ。カテーテルは予定通りに外れたが、今度は週末に仕事があったり天気がダメだったりで、とうとう8月に入る。約二か月、ろくすっぽ運動しなかったので、体がなまりまくり。この週末は猛暑日になりそうな天気で、本来ならばアルプスの高峰にでも涼みに行きたいところだが、まずはリハビリを図ろうということで、地元の低山に登って来ました。

吾妻公園の駐車場に車を停め、吾妻山に向かって歩き始める。真夏でも登る人がそこそこいるのは、さすが桐生市民の山。ハス池のハスが見頃だ。水辺は涼やかだが、周囲の森林には湿気が立ち込めて、もわーんとした感じ。

吾妻公園のハス池
ハスの花

吾妻公園の奥を登って歩道橋を渡ると、登山道の入り口に着く。ここからは岩がゴロゴロした急坂。トレーニングのつもりで、がしがし登る。

歩道橋から吾妻山
登山道入口

汗をたっぷりかいて、吾妻山の頂上に到着する。ベンチにひっくり返って一休み。パンとペットボトル飲料で遅い朝食とする。次々と人が登って来る。頂上の石祠に手を合わせる人もいて、桐生市民は信心深い。頂上から眺める桐生市街は少し霞がかかっているけれど、この時期にしては良く見えている方かな。

吾妻山頂上
桐生市街の展望

ここまでで既にたっぷり汗をかいているが、今日はリハビリが主旨なので、もうちょい足を延ばそう。鳴神山への縦走路に入ると、低山とはいえそこそこ標高があり、樹林が日光を遮るので意外と涼しい。

木の階段のある坂を下り、村松峠から萱野山に向かってゆるゆる登る。西方寺沢の頭の標識を過ぎると木立が切れて、行く手に縦走路の尾根が延びているのが見える。右側の斜面は西方寺沢源頭の伐採地で、雑木が繁茂している。この伐採地の雑木も年々生長して、そのうち眺めもきかなくなるだろう。

自然観察の森分岐
西方寺沢の頭より岡平方面

伐採地上端を横切る縦走路を辿ると、一群れのキツネノカミソリが咲いていた。この時期に咲く花があるとは期待していなかったので、ハスの花とこれが見られたのは、ちょっと嬉しい。岡平から先は雑木林に覆われた緩やかな尾根道となり、山らしい雰囲気がある。

キツネノカミソリ
岡平付近の縦走路

緩やかなアップダウンを経て、大形山の頂上に到着する。調子が良ければ鳴神山まで往復しようかと目論んでいたが、結構、疲れたし、雲行きも怪しいし、雷も怖い。今日はここで引き返すことにする。

天気を心配したが、往路を戻ると再び太陽が顔を出し、青空に夏雲が浮かぶ天気となった。稜線は涼しいとか思ったけど、今日はやっぱり暑いや(^^;)

大形山頂上
縦走路に湧く夏雲

村松峠で水分を補給して一休み。ここから縦走路を外れて、村松沢を下る。この道を歩くのは久しぶりの二回目なので、なかなか新鮮な感覚がある。杉林を急降下すると、流水が現れる。出水があったのか、道は荒れ気味。やがて林道に出る。「松村峠入口」という道標があるけど、なんか違う気が。

村松沢を下る
山麓の宮本町から仰ぐ吾妻山

あとは車道を歩き、宮本町の住宅街を抜けて、車を置いた吾妻公園に戻った。暑かったけれども、いいリハビリになりました。