小戸川〜熊鷹山

天気:一時
メンバー:MHCの3名、T
行程:登山口 9:55 …熊鷹山(1169m) 12:05〜13:30 丸岩岳(1127m) 14:15 …登山口 15:50
ルート地図 GPSのログ(沢内は誤差多し)を地理院地図に重ねて表示します。

ネットで親交の深いつれづれさん、つれづれさんが所属する前橋ハイキングクラブ(MHC)のYさんとNさんの3人を案内して、私が安蘇山塊の中でも気に入っている、小戸川から熊鷹山に登る沢コースを歩いて来ました。行程は前回歩いたとき(山行記録)と同じです。

桐生で待ち合わせて、私の車で出発。つれづれさんとお会いするのは、昨年秋のぐんま県民ハイク以来。つれづれさんのHPにしばしば登場するMHCの元気印Yさんは、県民ハイクでお見かけした。裏銀座縦走から帰って来たばかりと言うNさんとは初対面だが、いずれもパワフルな方々で、道中は四方山話で賑わう。

桐生から熊鷹山・小戸川へは、老越路峠、近沢峠を越えて行くのが近道だが、近沢峠道が長らく通行止なので、足利、田沼を経由する遠回りのルートで向かう。作原から小戸川沿いの道に入ると、相変わらずの未舗装の悪路となる。愛車シビックの下を擦らないように慎重に運転して、ようやく登山口となる車道終点に到着する。今日は曇ってパッとしない天気だが、それでも登山口の駐車場には既に2台の車がある。

準備を整えて出発。沢沿いの道を歩くと、小さな滝が続き、ワサビ田が現れる。約20分程歩くとこのコースのハイライトのゴルジュ(五段の滝)が現れる。今日は水量が多くて、なかなか迫力がある。木の桟道、岩壁に穿たれたトラバース道で通過する。

小戸川登山口
五段の滝

次は「仙の滝」という標識に導かれて、登山道から僅かに渓谷に降りると、優美に流れ落ちる滝が見おろせる。落っこちないように注意しながら覗き込む。

仙の滝
仙の滝を覗き込むメンバー

「十一本杉」(数えたら、ちゃんと11本あった)を過ぎ、左へ丸岩岳に登るいちろう新道を分ける。このいちろうさん、姓は何なんでしょうね。メンバーからは、すずきとか、おざわという説が出たが、まさかね(^^;)

小滝が続く
渓谷を登る

小坂の滝、水源宮の石碑を過ぎ、渓谷を眺めながら歩く。この辺り、もう少し経つと紅葉が綺麗だろうな。ワサビ田が続くあたりで、とうとう雨が落ちて来たので、雨具を着ける。進むか引き返すかちょっと迷うが、登るっきゃないというYさんの力強い一言で前進、前進〜。沢を離れて山腹を登る頃には雨も弱まり、急坂で汗をかいたので雨具を脱ぐ。余裕も出て、途中の開けた笹原の斜面ではポーズを付けて、ハイ、チーズ(^^)

小坂の滝
笹原でハイ、チーズ

小尾根に出て山腹を左に巻くと、熊鷹山〜丸岩岳の主稜線に出る。傾いた古い鳥居をくぐり、熊鷹山の頂上に到着した。ガスに覆われて展望はないが、今日は無問題。さあ、お待ちかねのランチタイムだよ〜。

頂上には他に誰も居ないので、シートを気兼ねなく広げてその上で昼食にする。チーズをフライパンに投入し、ワインと水を加えて、煮るべし、煮るべし。チーズが溶けたところで、フランスパンその他の具材を絡めて食べる。うま〜い♪その他にも美味しいものが次から次へと登場。ちょっと霧雨が降っても、食べている間は全く忘れる程、食べまくる。ご馳走を頂いたのち、みんな満足の笑顔で記念写真を撮る。

お昼はチーズフォンデュー
(つれづれさん撮影)
熊鷹山頂上で記念撮影

それでは、丸岩岳に参りましょう。樹林と笹原の緩い稜線を歩き、ちょっと登り返すと丸岩岳の頂上に着く。深い緑に包まれて、静かな頂きだ。短い立ち休みののち、東へ尾根を下る。石祠を過ぎ、奈良部山への道を右に分けて、いちろう新道を下る。滑り易い急降下が一段落すると、おや!山栗がたくさん落ちている。採集本能が刺激されて、全員しばし栗拾いに熱中。結構な量が集まった。

丸岩岳頂上
いちろう新道を下って来ました

小戸川に降り着き、渓谷沿いの道を下って登山口に戻った。山栗は現地で茹でて食べるのが美味しいよ、とのことで、コンロとコッヘルを取り出して早速茹でる。茹でたての栗は鬼皮が爪で楽に剝けるし、渋皮も柔らかくて口に入っても気にならない。熱々ホクホクで甘みのある栗を食べ出すと止まらなくなり、みなで全部食べてしまった。

登山口に到着
山栗を茹でる

最後に思わぬ秋の味覚を満喫し、桐生に帰った。つれづれさんのHPにも、この山行の記事「熊鷹山のプチ秘境ルート(リンク切れ)」がアップされています。