浅間隠山
この週末は、雪山初心者のKさんのリクエストで、軽い雪山歩きを計画。Mさんにも同行頂いて、二度上峠から浅間隠山に登って来ました。Kさんの記事はこちら→浅間隠山。
桐生を8時に車で出発。R50、R406、県道長野原倉渕線を経由して二度上峠に向かう。倉渕町に入ると、金字形の山容の浅間隠山が頂上稜線を白く輝かせて行く手に聳える。はまゆう山荘を過ぎて峠越えの道に入ると、道路脇には2月の大雪がまだたくさん残り、ごく一部だが路面が凍結した個所もある。浅間隠山登山口のすぐ先の除雪された駐車スペースに車を置く。この少し先にも広い駐車スペースがあり、合わせて6台程の駐車がある。浅間隠山は雪山入門の山としてとても人気が高いが、今日は比較的人出が少ないようだ。
登山口まで車道を少し戻り、Kさんはおニューの6本爪アイゼン、私は12本爪アイゼン、Mさんは長靴と、おのおの足回りを準備して登り始める。雪に埋もれた浅い谷には踏み固められたトレースがしっかり通じていて、ガシガシ快適に登る。
カラマツ林をジグザグに登って枝尾根の上に出ると、木立を透かして意外と高く浅間隠山が眺められる。
平坦な尾根を辿ると、北軽井沢分岐に着く。北軽井沢からのトレースは全くない。ここから急登となり、雑木林と笹原の尾根を一直線に登る。今日は程よい固さの雪なので歩き易い。
急登が一段落するとわらび平分岐に着く。わらび平からのルートは一度歩いたことがある(山行記録)。変化に富む経験者向けルートで、非常に面白かった。こちらもトレースは全くない。
ピークの左を巻いて緩く下り、浅間隠山への最後の登りに取り付く。木立が疎らになり、周囲の展望が開け、白い雲を浮かべた青空に向かって雪斜面を登る。こういう雪山の開放的な雰囲気はいいなあ。
程なく頂上に到着。ハイカーさんは一人しかいなくて、静かな山頂だ。西からの風をできるだけ避けて雪の上に腰をおろし、まずは昼食。もやし入りラ王を食べる。一息ついた後、頂上からの展望をのんびり楽しむ。浅間山の雪は多そうだが、スキーで滑るには少し足りないかな。東側には、竜ヶ岳と笹塒山を俯瞰する。浅間隠山の東面は頂上からすっぱり切れ落ち、高度感があってなかなか気分がよろしい。
午後になり、だんだん雲が多くなってきた。下山は往路をそのまま戻る。一直線の急登も下りは早い。Kさんもアイゼンのお陰で快適に下れたようである。頂上から1時間程で駐車地点に帰着。今日は、休憩時間も入れて3時間半の短い行程だが、スノーハイキングを満喫した。権田の牧野酒造で日本酒を買い、相間川♨ふれあい館に立ち寄り入浴して、桐生に帰った。