横岳(南八ヶ岳)

2006年8月26日(土)
天気:時々
メンバー:T
行程:杣添尾根登山口 5:30 …三叉峰 8:35 …横岳(2829m) 8:55〜9:30 …三叉峰 9:45 …杣添尾根登山口 12:05

週末、山梨県内に所用があって出かけることになったので、ついでに近辺の山に登ろうと思案。下山後にでゆっくり汗を流してから用事に間に合わせようとすると、12時頃までには下山したい。加えて、この夏はまだアルプス級の高山には登っていないので、高い山の空気も吸いたい。ということで、短時間で南八ヶ岳の標高2800mの稜線に到達できる杣添(そまぞえ)尾根から横岳に登るコースを歩いて来ました。

桐生を午前2時過ぎに車で出発。上信越道を佐久ICで降りて、R141を南下。海ノ口を過ぎて市場坂を上がるあたりから濃い霧の中。R141から別れて高原野菜の畑の中を海ノ口自然郷へ向かう。八ヶ岳高原ロッジの前を通って自然郷の別荘地の中を真っすぐ上がり、突き当たったところが杣添尾根の登山口だ。登山口の前を右折してすぐの所に登山者用駐車場(8台)がある。既に3台の車があり、1台の車からご夫婦が出発するところだった。

駐車場の案内看板には、周辺は私有地につき登山者用駐車場以外の場所は駐車禁止、ここが満車の場合は別荘地入口の駐車場に停めるように、とある。下山したときには8台分のスペースが埋まっていて、溢れた車が付近の道端に停められていたが、ワイパーに駐車禁止の警告書が差し込まれていた。駐車のマナーには注意したい。

濃い霧も晴れ、いい天気になりそうだ。朝食にお稲荷さんを食べ、準備を整えて出発。最初は別荘地の中のササ深い小道を辿る。途中で富士見岩に向かう道を右に分け、別荘地への枝道をいくつか分ける(下りのときは間違え易いかも)。荒れた林道に出て北沢を渡るあたりからは、行く手に目指す主稜線が高く眺められ、やる気を掻き立てる。

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杣添尾根登山口の
登山者用駐車場

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北沢を渡る地点から
横岳の稜線を仰ぐ

北沢を渡って少し登ると南八ヶ岳林道に出る。未舗装だが、帰りに車を見たので、ここまで車で来ることができるのかも。林道を横断していよいよ登山道に入る。すぐに「8先は長い」と書かれた標識があって、冷たい水がガンガン流れる小沢を渡る。ここが最後の水場になる。

ここからは展望のないシラビソ?の樹林帯の中をひたすら登る。傾斜は緩く、ヒンヤリと涼しい天候なので、行程をグングン稼ぐ。先行するご夫婦に追いついて、先に行かせて頂く。「6休みたいね」という標識を見るが、休まず通過。途中、樹林が切れて、倒木が丁度ベンチになった小平地があったので、ここで休憩。ナシを剝いて食べる。

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冷たい水が流れる小沢を渡る
先は長い

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シラビソ?の樹林の中を
ひたすら登る

再び登り始めると、樹林が段々低くなって森林限界が近づいて来たことがわかる。「4弱音をはくな」という標識あたりからダケカンバの林となり、尾根の右側を斜めに登って行く。ところどころから右手に見える主稜線は意外とまろやか。森林限界を抜けてハイマツの斜面に出ると、ガスが上がって左手に赤岳の山頂が見えた。主稜線の三叉峰(さんじゃほう)までは高山的な風景を楽しみながら登る。

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三叉峰直下より赤岳を望む

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三叉峰へ最後の登り

三叉峰直下で赤岳〜硫黄岳の縦走路に出る。縦走中のハイカーさんが多い。主稜線を横岳に向かう。まだ開き切っていないトウヤクリンドウが目につく。また、ロープが張られた砂礫地にはコマクサが咲いていた。うーん、高山らしいなぁ。ガスが巻く中、鉄梯子がかかる岩稜を登ると、大勢のハイカーさんが憩う横岳の山頂に到着した。

しばらくするとガスが上がって、硫黄岳への左側が切れ落ちた稜線が見えてきた。頂上の西側は断崖で、見下ろすと大同心、小同心の岩峰が険しい。遥か下には赤岳鉱泉や行者小屋の屋根が見える。素晴らしい景観だ。さすが、2800mを越える頂上からの眺めだけのことはある。赤岳や阿弥陀岳はガスで見えなかったが、ここまで見えれば良しとしよう。

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横岳山頂

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横岳山頂より小同心を見下ろす

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横岳山頂より大同心を見下ろす

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横岳山頂より台座の頭と硫黄岳(奥)

今晩は宴会に参加予定なので、恒例の缶ビールはなし(^^;)。昼食にパンを食べた後、往路を下山する。南八ヶ岳林道に出たところで2個目のナシを食べ、駐車場に戻った。

下山後、二つ目のお楽しみへ。R141を少し戻って、海ノ口温泉ホテル湯沢館に向かう。山間の静かな雰囲気の宿で、浴室も広々として気分が良い(500円)。宿の手前の道端には石碑の建つ源泉があり、温いお湯がバンバン流れている。でさっぱりした後、所用の地に向かった。

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海ノ口温泉ホテル湯沢館

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源泉と鑿泉之碑


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