黒檜山(赤城)
日曜日の天気はいまいちとの予報で、遠出はしにくい。こういう時は近場へGo。昨年の3月にスノーシューで歩いて(山行記録)、雪のない時期はどんな様子か、ちょっと興味があった花見ヶ原から黒檜山に登るコースを歩いて来ました。
桐生を車で出発し、沼田大間々線から花見ヶ原への林道に入る。途中の路上で、二匹のテンが車が近づいているのもものともせず、物凄い勢いで取っ組み合いの大喧嘩をしているのに遭遇。慌てて後部座席のザックの中からカメラを出したが、時間がかかって、さすがに逃げられてしまう。残念。
花見ヶ原キャンプ場の駐車場に車を置く。他にも数台の車がある。キャンプ場はオープンしていて、家族で来ている子供達が林の中を歓声を上げて走り回っていた。立派なWCや炊事場があり、なかなか快適そうなキャンプ場だ。標高1100mの高地なので、空気がヒンヤリ冷たい。
キャンプ場のすぐ奥がツツジの群落のあるところで、朱色や紫色のツツジ(花の名前はよく判らないが、多分ヤマツツジ)がたくさん咲いている。満開をちょっと過ぎたものもあるが、つぼみのものも多いので、当分の間、楽しめそう。さらに奥にはゴヨウツツジ(シロヤシオ)も咲いていた。
盛んな鳥の声を聞きながら、広い尾根の上の林間を緩く登って行く。途中から少し傾斜が急になるところは、大きく蛇行するように登って行く。再び、傾斜の緩い尾根になり、「赤城のツツジ」という説明看板のある小平地に着く。ベンチがあるので、ちょっと一休み。3月に来たときは、このベンチは雪の下。あると気がつかなかった。そのときは、桐生まで眺めがきいたが、今日は曇って見えない。このあたりもツツジが多いが、咲くのはまだ先のようだ。
ここから上は、ダケカンバとササの気持ち良い尾根の登りとなる。黒檜山の頂上付近も木の間越しに見えてくる。この登りは短く、駒ヶ岳からの尾根と合流したところのピークに立つ。頂上へは黒檜山大神を経て一投足だ。
登りでは数名しかハイカーに会わなかったが、黒檜山頂上はいつものように賑やかだ。霞んで遠くの展望はないものの、上空は青空ものぞく天気。流れる雲も夏らしい雲だ。薫製チーズをつまみにビールを飲み、時間が早いので昼食はパスして下山にかかる。南には、もやを通して駒ヶ岳や地蔵岳、大沼、小沼の水面が見えた。
往路を花見ヶ原キャンプ場へ戻る。今年初めて、蟬の声を聞いた。帰りはお約束、水沼♨かっぱの湯に入って帰った。