鳴虫山
最近ずっと工事中だった神橋の改修が完了し、4/20 より期間約1年限定で特別に公開中(橋が渡れて、橋の下も見学できる)。良い機会なので日光に出かけて、鳴虫山にも登って来ました
憾満(かんまん)ヶ淵入り口の駐車場に車を置く。ここは10数台分のスペースがあって、WCと水場もある。まずは神橋を見学するために、日光駅の方向へ向かう。日光市街から見上げる男体山や女峰山の頂上付近はまだ真っ白だ。
神橋に着くと、朝早いうちから観光客が集まり始めていた。入り口で参観料(500円)を払って橋を渡る。この橋を渡れる機会はそうそうないので、ちょっと感動。朱塗りの漆が鮮やか。さらに橋の下も見学する。橋脚が鳥居の形になっているとは、ここで説明を聞いて初めて知りました。
鳴虫山の登山口へはさらに駅の方へ下って、御幸町の交差点を右に入る。駅の方からもハイカーが続々と来て、賑やかな登山口だ。住宅地の端からすぐに山肌に取り付いて登り始める。
最初のピークの神ノ主(こうのす)山では日光連山の眺めが開け、高原山や遠くに大佐飛山(まだまだ白い)も見える。ここから鳴虫山へは、左側は杉林、右側は芽吹き始めたコナラや花を付けたアカヤシオなどの林の尾根道で、木の間越しに女峰山を眺めながら登って行く。途中、小さなピークが多い。
鳴虫山の頂上は、団体+その他で100人(?!)近いハイカーさんで満員状態。なんとか場所を見つけて、ビールとラーメンの昼食にする。頂上は樹林に囲まれているが、女峰山と男体山の眺めは良い。頂上のアカヤシオは三分咲きといったところ。GWに入ると満開かな。しかし、混雑も全開かも(^^;)。
下山にかかると、頂上直下の急な斜面に真新しい立派な階段が出来ていた。こちらはちょっと痩せた尾根で両側とも自然林なので気分が良い。酔い覚ましの時間を考えなければ、こちらで昼食にしても良かったなぁ。
石祠のある合峰(がっぽう)の小ピークを過ぎると、少し急な下りとなり、杉林の中をどんどん降りて行く。山麓はスズタケと疎林の平地で、振り返ると鳴虫山が見える。
日光宇都宮道路のガード下を通って、やしおの湯への道を左に分け、発電所の水路に沿って歩くと憾満ヶ淵に出た。岩を嚙んで流れる大谷川の川縁の遊歩道を歩くと、車を置いた場所へは僅かな距離だった。