大屋山
先日の毛無岩で2004年の山行は打ち止め。のつもりだったが、前日の29日は桐生でも雪が降り、30日は晴天で絶好のスノーハイク日和。次はここと思っていた山を予定を前倒しにして登って来ました。
下仁田ICから毎度のアプローチ。意外と気温が上がったので、持ってくるのを躊躇していた缶ビールをコンビニで買い込む。下仁田の市街を抜けると日陰は凍った車道となる。山仲の集落の奥に大屋山登山口の道標があり、数台分の駐車スペースがある。車道はさらに蓼沼の集落まで続いているが、ここに車を置いて、モノラックと沢に沿って登り始める。
ところどころ小滝を懸けた沢を見ながら登り、途中で車道を一回横切ると蓼沼の集落に着く。斜面を切り開いた日当たりの良い段々畑の中に2軒の民家がある。前を通ると正月の準備中。おばあさんが餅を搗いた後の杵を洗っている所だった。軒先を通らせて頂いて後ろの段々畑を上がる。振り返ると稲含山あたりの眺めが良い。
段々畑から杉林に入り、雪を踏んで歩く。途中に「清水有ります」という、「生ビール有ります」みたいな(^^;)道標があり、直ぐ下に水場があった。稜線が近くなると蓼沼・明神宮への道標が現れる。蓼沼は帰りに立ち寄ることにして、山頂を目指して尾根を登る。
杉林が終わると雑木の自然林となる。小ピークを越えると尾根が痩せて一旦鞍部に下り、少し登り返すと、そこはもう大屋山の頂上だった。近いなー。
お手軽に登れる頂きだが、頂上付近は西上州の山らしく痩せ、西側は急な崖になっていて、なかなか小気味よい。東側と西側は木立が切れて展望が良いが、立岩や毛無岩は良く見えない。すぐ隣りの西峰へは少し急で痩せた尾根なので、軽アイゼンを着けて往復。西峰からは立岩〜行塚山〜毛無岩の眺めが素晴しい。
展望を楽しんだ後、往路の尾根を戻り、分岐から僅かな距離の蓼沼に向かう。沼といっても今日は水はなく、雪に覆われた小さな窪地があるだけだが、傍らにベンチを備えた居心地の良い東屋があり、ここでビールと遅い昼食にする。先日購入したMSR製ガソリンコンロで湯を沸かし、もち入りスープを作る。さすが火力が強力だ(v^^)。
のんびりした後、蓼沼の集落に下り、凍った車道を経由して車を置いた山仲に戻る。前回立ち寄った「かぶら健康センターかのさと」は年末で休館だったので、さくっと帰桐した。