尾出山
翌日はハーフマラソンに出るので、この日は休養するつもりだったのだが、あまりに良い天気。家にいるのは勿体ない。ということで、軽く登れるところに出かけて来ました。
桐生を車で8時半に出発。R293を足利、田沼、葛生と走って、永野川を上流へ向かう。このあたり、周囲には新緑の山が連なり、谷には水を張り始めた田んぼが広がって、とても和む風景だ。
谷が狭くなると、尾出山への登路の寺沢林道が左へ分岐するはずなのだが、入口を見落とし、与州平のバス停を通り過ぎて奥の百川(ひゃくかわ)渓谷まで行ってしまう。小粒ながらもなかなかの渓谷だ。戻って寺沢橋から入った寺沢林道は、これじゃ見落とすよ〜、という狭い道で、シビックにはつらい個所もある悪路だ。左へ林道(大間田原線)を分けたちょっと先の道端のスペースに車を置く。
杉林の中の寺沢林道を辿って登り出す。今日はとても暑い。風が吹いているので気分は良いが、初夏の天気だ(静岡では最高気温が30℃だったとか)。林道沿いにキイチゴの花が咲いているが、さすがに実はまだ。割とあっさり林道終点に到着。左の沢沿いの山道に入る。小滝があり、左岸から高巻くところはロープが張ってあって、トラバース注意。なおも杉林の中を登って峠に着いた。
ここからちょっと痩せた尾根を尾出山に急登する。アカヤシオがちらほら咲いている。登り着いた尾出山山頂には祠があり、周囲を樹林に囲まれて横根山、地蔵岳方面のみ展望がある。北へ向かう稜線にも道があり、先に頂上にいたパーティが入って行ったがどこに通じているのかな?暑いので今日もビール(500ml)がうまい!ビールのつまみはコンビニで仕入れた燻製卵、昼食はラーメン、デザートはリンゴだ。
頂上から峠に戻り、南へ高原山への尾根を辿る。少しの登りで「山田山」という標識のある825mピークを過ぎると、新緑の雑木林に囲まれた緩い尾根道となる。気分が良いが、右手の山腹は部分的に伐採されて植林されているので、伐採が進んでこの気持ち良い雑木林がなくなってしまわないか、ちょっと心配だ。
高原山を過ぎると、左手はかなりの急傾斜で大規模な伐採地になっている。そちら側は展望もあって、麓の与州平の集落や、山波の向こうに破風のような山容の石裂(おざく)山が見える。送電塔から巡視路を伝って車を置いた場所に下山。約3時間半の軽い山だったが、天気も最高だったし、新緑の山を堪能しました。
帰りはちょっと遠回りになるが、粟野温泉前日光つつじの湯(600円)に立ち寄った。ここは施設が綺麗で、ぬるっとして少し硫黄臭いお湯がなかなか♨らしくて良かったです。