平標山
天気が良さそうなので、テレマークで出かけてきました。
平標山登山口の駐車場は除雪されていて、既に多くの車。登山の人もいれば、スキー、ボードの人もいて、出発の準備中。やはり人気の山だ。ザックの横に板をくくりつけて林道を歩き出すが、除雪区間はすぐに終了し、シールを着けて雪の積もった林道を歩く。大した距離もなくヤカイ沢の出合に到着。河内沢を橋で渡ったところから林道を離れ、行く手に平標山の稜線と大斜面を見ながら、広くて緩い谷を登る。
標高1380m付近で右の谷に入り、突き当たりの林間の斜面を登って尾根に取り付く。ここは傾斜がなかなかある上、固い雪の上に新雪が薄く乗った状態でシールが効きにくく、苦労する。しかも、今日は調子が出ない。ちょっと貧血気味?で立ちくらみするような状態。疲れた〜。
登り着いた尾根(右上の写真)は、右側に雪庇が出ているところも少しあるが問題なし。あとは、ほぼ尾根沿いに上がる。雪も少し柔らかくなって、シールも効き易くなる。振り返ると苗場山や苗場スキー場などが一望だ。
山の家からの尾根を合わせるとさらに大展望。仙ノ倉山や、先週登った三峰山、その向こうには赤城山も見える。緩い雪の斜面を登って360度の大展望の頂上へ。北側の西ゼンのすり鉢のような大斜面には多数のシュプールがあった。素晴らしい。快晴無風なので、缶ビールがうまい。これで体調もすっかり回復。
ゆっくり休んだ後、シールをはずして、頂上から滑り出す。松手山への稜線を鞍部まで下り、左斜面を少しトラバースしてから、ちょっと滑ってみる。先が見えない急斜面だ。このまま下ると狭い谷になるので、さらに右へトラバースし、少しササのでた小尾根を横切って、もうひとつ北の斜面に入る。ここが一番良い斜面だ。下から見たときはテカテカ光って固そうだったが、フィルム・クラストのいい雪だった。ひゃっほー!
下りはあっけないほど早い。駐車場に戻り、二居の宿場の湯に立ち寄って、ひと風呂浴びて温もって帰った。