剱岳
北ア日帰り第2弾はハードだった。
桐生を前日20時半に出発。北関東道、上信越道、北陸道を経て滑川ICで降りる。カーナビ任せで馬場島を目指すと、すごく狭い怪しげな道で山を越えて早月川沿いの箕輪に降りる。一部、河原の未舗装の悪路を走るなどして上流へ。上市からの道(実はこちらが正しいルート)を合わせると立派な道になる。日付が変って馬場島の駐車場に2時に到着。他には10数台の車がある。星空がきれいだ。
1時間程車中で仮眠をとり、弁当を食べて、4時前に出発。さすがに眠い。ヘッドランプの光の輪の中に見えるものだけを頼りに、登山口から急登。真っ暗なので、右へ間違った道に入る。なんかマイナーな道だと思ったら再び正規の道に合流。あーびっくりした。どうも松尾平をショートカットした模様。
しばらく平らな道が続き、いよいよ登りが始まる。だんだん夜が明けて、猫又山や大日岳が見えてくる。早月小屋は屋根が見えるとすぐだ。小屋に着いたときは眠気でダウン。しばらく爆睡して、復活。
ここからはもう山頂が見えてくる。痩せた尾根が続く。日影なので涼しい。標高200mおきの標識がはげみだ。とにかく、ずんずん高度を上げる。周囲の眺めが開けて最高である。しかし、足が動かなくなってくる。鎖場の連続を慎重に越え、ようやく別山尾根との分岐に到着。目前に北アの大展望が広がる。とにかくまずは頂上へ。ばてたー。
頂上でひととおり、デジカメで写真を撮って、今回購入の双眼鏡(いい!)で360度の大展望を楽しむ。8月も末の平日となると登山者もまばら。静かで良い。先週登った燕岳の先には富士山のシルエットも見える。しかし、やはり素晴らしいのは八ッ峰や雪渓、登ってきた早月尾根。昼食のいなりを食べて、下山にとりかかる。
途中、早月小屋で飲んだミニッツメイド(@300)は、疲れて喉が乾いていただけにうまかった。ここで、管理人さんに麓で最寄りの♨を聞いて、上市駅前の上市鉱泉を教えて貰う。
長〜い下りの末、馬場島に辿り着く。あー、疲れた。心底疲れた。タイミング良く雨が降り出す。12時からガスっていたが、良く持った。
今日はとても桐生まで運転は出来ないので、教えて貰った宿に泊る。宿の風呂に入ってビールを飲んで夕食。疲れが満足感に変るひととき。極楽。次の日、称名滝、立山カルデラ砂防博物館(お勧め)、親不知を観光して帰った。