平標山

天気:
メンバー:T
行程:駐車場 8:20 …平標山(1984m) 12:50〜13:40 …駐車場 14:30

天気が良さそうなので、テレマークで出かけてきました。

平標山登山口の駐車場は除雪されていて、既に多くの車。登山の人もいれば、スキー、ボードの人もいて、出発の準備中。やはり人気の山だ。ザックの横に板をくくりつけて林道を歩き出すが、除雪区間はすぐに終了し、シールを着けて雪の積もった林道を歩く。大した距離もなくヤカイ沢の出合に到着。河内沢を橋で渡ったところから林道を離れ、行く手に平標山の稜線と大斜面を見ながら、広くて緩い谷を登る。


ヤカイ沢から平標山(右奥)
中央の木立の尾根の左を滑る


標高1600m付近で尾根に出る

標高1380m付近で右の谷に入り、突き当たりの林間の斜面を登って尾根に取り付く。ここは傾斜がなかなかある上、固い雪の上に新雪が薄く乗った状態でシールが効きにくく、苦労する。しかも、今日は調子が出ない。ちょっと貧血気味?で立ちくらみするような状態。疲れた〜。

登り着いた尾根(右上の写真)は、右側に雪庇が出ているところも少しあるが問題なし。あとは、ほぼ尾根沿いに上がる。雪も少し柔らかくなって、シールも効き易くなる。振り返ると苗場山や苗場スキー場などが一望だ。

山の家からの尾根を合わせるとさらに大展望。仙ノ倉山や、先週登った三峰山、その向こうには赤城山も見える。緩い雪の斜面を登って360度の大展望の頂上へ。北側の西ゼンのすり鉢のような大斜面には多数のシュプールがあった。素晴らしい。快晴無風なので、缶ビールがうまい。これで体調もすっかり回復。


平標山山頂から仙ノ倉山(右)


松手山への稜線と苗場山(左奥)

ゆっくり休んだ後、シールをはずして、頂上から滑り出す。松手山への稜線を鞍部まで下り、左斜面を少しトラバースしてから、ちょっと滑ってみる。先が見えない急斜面だ。このまま下ると狭い谷になるので、さらに右へトラバースし、少しササのでた小尾根を横切って、もうひとつ北の斜面に入る。ここが一番良い斜面だ。下から見たときはテカテカ光って固そうだったが、フィルム・クラストのいい雪だった。ひゃっほー!


ヤカイ沢上部の斜面
向こうには苗場山


ヤカイ沢を見おろす
いい雪、広さ、斜度だ

下りはあっけないほど早い。駐車場に戻り、二居の宿場の湯に立ち寄って、ひと風呂浴びて温もって帰った。