稲包山
天気が良さそうだったので、思い立って出かけてきた。紅葉がちょうど見頃で天気も良かったが、風がとても冷たかった。山はもう晩秋である。
月夜野ICからR17を経て登山口の赤沢スキー場へ。道路脇の数台分のスペースに車を置く。スキー場に入り、すぐに道標に導かれて雑木林の登りとなる。最初はジグザグの登りだが、やがて山腹を巻く緩い登りとなる。途中、林の切れ目から谷向こうの山を見ると、送電線と林道がちょっと目障りだが、いい色の紅葉だ。
林道を横切り、ブナ、ミズナラなどの黄葉の道を行く。ササが刈り払われていて、歩きやすい。沢を渡るところで給水。もう一つ小沢があり、沢の中の岩場を登る。鎖もあるが全くたいしたことはない。登り着いた赤沢峠は樹林に囲われている。東屋があり、ご夫婦の登山者が休憩していた。登山者には、その他に山頂で4人に会っただけ。静かな山だ。
稲包山へは紅葉を愛でつつ、小さなアップダウンのある尾根を行く。途中から稲包山のΛという cute な山容が見えてくる。最後、展望が開けてわずかの急登で山頂へ。
山頂には祠と登頂記念碑がある。360度の展望で、まず上ノ倉山方面の高い山々が目を引く。三国スキー場や苗場スキー場、三国山や万太郎山、草津、赤城から袈裟丸〜皇海〜白根、武尊方面も一部、雲に隠れているが、良く見える。
北風が猛烈に冷たいので早々に退散し、往路を戻る。赤沢峠の東屋でベヤングの焼きそばを食べる。後は楽しい下り道。
下山後、法師温泉に行ってみたが、日帰り入浴は14時までで間に合わなかった。帰る途中には「オーロラの詩」のモニュメントがある。沼田高校山岳部出身の山田昇、三枝照雄両氏を記念して建立されたもので、稲包山の山頂を見上げる場所にある(送電線が眺めを遮っているのはちょっと残念)。湯テルメ国境でひと風呂浴びて、帰桐した。