大丸山
17〜19日の3連休は久し振りに横浜の実家に帰省した。台風14号が接近中🌀だが、17日の午前中は天気が持ちそう。折角の休みなので近場で軽く山歩きをしようと考えて、横浜市金沢区にある横浜自然観察の森から大丸山(おおまるやま)に登ることにする。大丸山は、今回いろいろ調べて初めて知った山だが、標高僅か157mにして横浜市の最高峰だそうである。元市民としては、これは一度は登頂しなければなるまいて。
S&Sと共に実家を車で出発。同じ横浜市と言っても広うござんす。高速を使っても40分程かかる距離にある。第三京浜と横横道路の混雑を避けて湾岸線へ迂回。ベイブリッジを渡る。高速から一般道に降り、自然観察の森に向かう途中で大渋滞に巻き込まれる。何事かと思ったら、街路樹の伐採のため、片側交互通行になっていたのであった。
と言う訳で、予定よりすっかり遅くなって自然観察の森に到着。隣接する横浜市上郷・森の家の別館の駐車場(有料500円)に車を置く。ここは里山の中腹で、鬱蒼と繁る森林に囲まれる。台風が南の風を運んで来たせいか、蒸し暑い。今日は足元だけトレランシューズで、あとは普段着。大汗をかきそうな天気に不向きの格好で、ちょっと失敗したかも。
ひと気のない別館の前を通り、車道を上がって行く。上郷・森の家本館、バーベキュー場の前を通るとすぐに山上の平坦な道となり、ゲートと「横浜自然観察の森」の案内看板がある。車道を直進するとY字路となり、右に立派なWCがある。右の道を奥に進むと自然観察センターに着く。水分を持ってくるのを忘れたので、センターにあった自販機でペットボトルの冷たいお茶を買う。今日は熱中症になるレベルで蒸し暑い。
ここまで大した距離を歩いていないが、S&Sは既にお疲れとのことなので、ここで休憩して待ってもらって、私だけ大丸山に向かう。多分、往復1時間もかからないだろう。
センターから小道に入る。案内図によると自然観察の森の中には4つのトレイルがあり、その中の「コナラの道」を辿る。「モンキチョウの広場」という原っぱを通り、樹林に覆われた斜面をトラバースする。すぐに「ヘイケボタルの湿地」というごく小さな湿原があり、中を木道が通っている。
さらに平坦なトレイルを辿る。樹林に覆われ、左側は小さな谷となっていて、市街地のど真ん中とは思えない程、山らしい雰囲気がある。行き交うハイカーさんも結構多い。尾根上のトレイルに合流して直進。程なく右に大丸山への階段道が分かれる。
急な階段をえっちらおっちら登って、大丸山の頂上に着く。頂上は草地の広場で、三角点標石や「横浜市最高峰 大丸山」という山名標識、ベンチがある。東側が開けて金沢区の中心市街や海の展望が良く、ハイキングのランチにピッタリの頂だ。今日は昼食は持参していないし、S&Sをお待たせしているので、冷たいお茶を飲んで一息入れたのち引き返す。
帰りは尾根上のトレイルを辿り、途中の関谷奥見晴台に立ち寄ってみる。こちらも芝生の広場となって北東に展望が開けるが、見えるのは手前の緑が生い茂る丘陵で、金沢区市街や海はほとんど見えない。展望台との名称には少々偽りあり、だな。ベンチもあり、年配のおじさん4人がテーブルを囲んで宴会で盛り上がって居られた。楽しそう。
さらに尾根道を進む。途中で「自然観察センター→」の道標にしたがって、右に分岐する道に入る。尾根道を直進すると鎌倉天園に通じるそうである。杉とアオキの斜面を横切り、横浜霊園前バス停に降りる階段道を左に分け、右の階段をちょっと登って下ると自然観察センターに帰着。ベンチで休憩中のS&Sと合流する。
既に12時半を過ぎ、腹が減った。サクッと駐車場に戻る。途中の車道から、大丸山方面を振り返る。里山とは思えないほど緑が深い。これだけの緑地が市内に残っているのは、やはり貴重だろう。来てみて良かった。北には金沢自然公園や円海山、南には鎌倉市の大平山などの里山が連なるので、次の機会にはそれらを訪問するのも良さそうだ。
このあと、中華街で昼食という計画もあったが、遅くなって腹も減ったので、帰りがてら途中の適当な所で食べることにする。一般道を走り、鶴ヶ峰付近のR16沿いのバーミヤンに入って、五目焼そばを食べる。ここで初めて、料理を運ぶネコちゃんロボットを見た。かわいいが、世の中、人手不足がここまで来たかと実感。そのあと、デパ地下に立ち寄り、2日分の夕食の食材(手の子牛、鰻蒲焼)😋を買って帰宅した。