仙人ヶ岳

天気:
メンバー:T
行程:岩切登山口 10:05 …生不動 10:35 …熊の分岐 11:10 …仙人ヶ岳(663m) 11:30〜12:10 …熊の分岐 12:20 …犬帰り 13:05 …猪子峠 14:20 …岩切登山口 14:35
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

この週末、日曜日はちょっと予定があるので、山歩きに行くならば土曜日だ。天気も良さそうだし、どこに行こうかな。今年はまだアカヤシオを見ていない。そろそろ仙人ヶ岳で見頃らしいので、岩切登山口から生不動、仙人ヶ岳、猪子峠を周回するポピュラーなコースを歩いて、アカヤシオを見て来ました。

ごく近場の山なので、朝はのんびりして、車で出発。岩切登山口まで約20分。登山口の駐車場は既に満杯で、県道の路側帯に車を置いて歩き出す。仙人ヶ岳には何度か登っているが、沢コースから登るのは、実は初めてだ。木の鳥居を潜って渓流沿いの細い車道に入る。両岸の木々は新緑が萌え出して、ふんわりと若い緑色に覆われている。天気は予報通り快晴で、気持ち良い陽気だ。


岩切登山口


渓流沿いの登山道を歩く

程なく車道は終点となり、一跨ぎできる細い渓流を丸太橋で渡って、登山道に入る。軽やかな水の流れを眺めながら、渓流沿いの登山道を緩く登って行く。谷がちょっと狭まると小滝が現れる。登山口の案内図にあった不動の滝はこれのことかな。


不動の滝


渓流に沿って歩く

不動の滝を越え、なおも渓流沿いの道を辿ると、生不動に着く。拝殿の奥の岩壁に木の祠が祀られている。次の小さな滝を過ぎると、かつてマンガンを採掘したという岩切鉱山の跡があり、金網に囲まれて埋もれかけた坑口がいくつか残っている。


生不動に着く


生不動


岩切鉱山跡


旧鉱山坑口

水流は段々細くなって、三つめの小滝を越えたところで涸れる。浅い谷間を登り、「熊の分岐へきつい難所 小俣第二小児童会」と書かれた古い標識を過ぎると傾斜が増して、冬枯れの雑木林の斜面をジグザグに登る。最後は岩場混じりの短い急坂を上って、尾根上の「熊の分岐」に着く。こちらにも小学生が作った道標があるが、殆ど朽ちかけている。


小滝を通過


稜線に向かって窪を登る


稜線直下の急坂


熊の分岐

仙人ヶ岳に向かうと、ポツポツとアカヤシオが咲いている。先日の雨風で痛んだのか、花びらの端に若干萎れが見られるが、蕾が少し残る頃合で、ちょうど見頃。なかなか綺麗だ。今年初のアカヤシオを見ることができて良かった。


仙人ヶ岳への登りでのアカヤシオ


仙人ヶ岳頂上

仙人ヶ岳の頂上では大勢のハイカーさん休憩中。少し戻って、赤雪山分岐の小ピークで昼食とする。風が当たると結構寒く、フリースを着込んでカップ麺を食べる。

昼食後、熊の分岐に戻り、猪子峠へ稜線上の道を辿る。この稜線は一昨年のアカヤシオの旬にも逆ルートで歩いている(山行記録)。知ノ岳の頂上は南面の眺めが開け、まつだ湖を俯瞰する。見晴らしの良い稜線を下って登り返すと宗ノ岳で、この辺りから再びアカヤシオの花が現れる。


雪の残る男体山を遠望


知ノ岳よりまつだ湖を俯瞰


猪子峠に続く稜線


アカヤシオ(1)

犬帰りの鎖場を下ると露岩の多い尾根となり、赤松に混じってアカヤシオが群生する。この辺りのアカヤシオも、よく見ると花びらの端が傷んでいるのがわかるが、花の数はまあまあで、そこかしこにピンクの群れを見る。


犬帰りの鎖場


アカヤシオ(2)


石尊山(左奥)を望む


岩尾根のアカヤシオ

猪子山の手前辺りに、今回、一番綺麗なアカヤシオがあり、アップで撮影。左手にはまつだ湖を隔てて赤雪山を望む。湖畔の桜は満開で、ここから見ても見事だ。


アカヤシオ(3)


まつだ湖を隔てて赤雪山を望む

猪子山の頂上を過ぎた辺りでアカヤシオは打ち止め。新緑の雑木林に覆われた稜線を緩く下る。薄暗い杉林に入ると、山神宮の石祠のある猪子峠に着く。ここで右折して浅く緩い谷を下ると、県道名草坂西線に出る。車道をダラダラと下り、駐車地点までは7分程の距離だ。休憩込みでちょうど4時間半の軽い山歩きであったが、変化に富んだ沢コースと展望の良い岩尾根を歩き、アカヤシオも見ることができて、楽しい気分で帰途についた。


アカヤシオ(4)


猪子峠への下り


猪子峠から岩切側に下る


県道名草坂西線に出る

P.S. 日曜日はドコモショップに出かけて、今更だがガラケーからスマホ(Aquos sense2)に機種変更した(^^;)。元々、PCメインで携帯の使用頻度は低いし、スマホの通信費は割高なイメージがあって敬遠していたのだが、話を聞いて、そう変わらないことが確認できたので、変更を決意。多くのサイトがスマホに対応していて普通に閲覧できる点が、今のところ一番便利だ。