駒ヶ岳・雨飾山・鋸岳
所用があって北陸に車で出かけた帰り、雨飾山荘に2泊して、海谷山塊の奇峰と百名山に登ってきました。
糸魚川ICを降りると行く手に海谷の山々と雨飾山が見える。大神堂入口から狭い林道をぐりぐり登り登山口へ。数台分の駐車スペースがあり、車を置く。青空に紅葉が映え、駒ヶ岳西面の大岩壁が聳え立つ。駒清水はチョロチョロだが、その上には水がバンバン流れる沢がある。
岩壁基部に来ると行く手上空から細い水流が落ちているのが見える。岩壁を斜めに上がる庇状バンドはかなり広く、危険は全く感じない。しかし、バンドを過ぎて細い水流の源の沢を渡ると、いつの間にかものすごい絶壁のへりを登っていて、のぞきに着く。ここは眺め良いが、高度感があってかなり怖い。
山頂付近へ緩いブナの林を経て到着する。山頂から鬼ヶ面山へちょっと下った所からの鬼ヶ面山の眺めが良い。往路を登山口へ戻り、今日の宿の雨飾山荘に向う。
雨飾山荘へは車道が通じているため、登山者でいっぱい。内湯と露天風呂(都忘れの湯)がある。夕食の前に宿の前のベンチで同じ部屋のおじさんと大宴会。夕食でまたビールを飲んで就寝する。
5:30に朝食。団体さんのあとから出発。ひんやりとした空気と霜柱が晩秋を感じさせる。稜線に出ると大展望。人気の百名山だけあって、小谷♨の方からも大勢登ってくる。白馬を中心とする北ア北部のスカイラインと日本海の眺めが最高。人は多いがやはり良い山である。
往路を戻って昼過ぎには宿に到着。時間がたっぷりあるので、ビールを飲みつつ都忘れの湯で♨三昧。青空に映える紅葉。鋸岳と鬼ヶ面山を眺めて過ごす。夜は兄弟で登っているというおじさん二人組と相部屋になり、日本酒をご馳走になって四方山話で盛り上がる。また飲み過ぎました。
最終日は鋸岳を往復する。山荘手前の駐車場から砂防堰堤の下で沢を渡り、ブナの林に入る。この林は美しく、早くも満足。山腹を巻き、沢を渡って稜線へ。雨飾山への道を分けるが、そちらへは落石のため通行止。鋸岳へはぐんぐん高度を上げる。最後はボロボロの岩稜を頼りないロープを頼りにぐい登る。これは怖かった。頂上からの海谷渓谷と周辺の大岩壁の展望はすごい。
往路を戻り、♨で汗を流して上信越道経由で帰桐した。