伊吹山

2015年9月12日(土)
天気:
メンバー:T
行程:伊吹登山口バス停 8:30 …3合目 9:35 …5合目 9:55 …伊吹山(1377m) 10:50〜11:10 …山頂駐車場 11:40 …伊吹山 11:55 …5合目 12:50 …伊吹登山口バス停 13:45
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

大阪に所用があり、その帰り掛けの土日で関西の山を歩くことにした。そちら方面の山では、まず日本百名山の伊吹山には登っておきたい。頂上直下まで車で上がれる山だが、それでは登山として物足りない。やはり山麓から標高差1200mを登る表登山道がメインコースだろう。となると結構時間がかかるので、米原に宿をとって起点とし、土曜日に伊吹山に登頂。日曜日は米原付近でもう一座、霊仙山(りょうぜんざん)に登る計画を立てて出かけてきました。

金曜日の夜に新大阪から米原へ新幹線で移動して、駅前の東横インに投宿。翌朝、宿で朝食をとったのち、出先の山歩きの軽装(トレランシューズ+布製ザック)で出発。米原駅7:38発大垣行き普通列車に乗って、2駅目の近江長岡駅で下車(運賃240円)。8:07発の伊吹登山口行き路線バスに乗車する(運賃720円)。今日は台風一過の好天で、伊吹山を目指すハイカーさんも多く、バスはハイカーさんだけで満席だ。

15分程で上野集落内の伊吹登山口バス停に到着。三之宮神社にお参りし、観光案内所で「入山協力金」300円を払って、等高線入り登山MAPを貰う。このマップには伊吹山の歴史やお花畑MAPなども掲載されていて、大変良く出来ている。

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三之宮神社

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登山道入口

登山道は薄暗い杉林の中をジグザグに登る。「ひろきち地蔵」という石仏を過ぎると、伊吹スキー場跡に出て「1合目」の標識がある。リフト等の施設は既に撤去されているが、広大なゲレンデが草原となって残り、登山道はその中を登る。道路を横断して少し登ったところにWC有り。

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ジグザグに登る

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1合目

日陰のないゲレンデの一直線の登りは暑いが、空気がカラッと乾いているのは幸いだ。ススキの穂も出ていて、爽やかな秋の気配を感じる。振り返れば山麓を俯瞰して、その向こうに明日登る予定の霊仙山を望む。

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スキー場跡から霊仙山を遠望

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2合目

2合目の標識を過ぎ、ゲレンデと樹林の境を蛇行しながら登っていくと、再びゲレンデ跡の草原が開けて、真正面に伊吹山の南面がドーンと全容を現す。これはなかなか良い山岳展望。3合目の標識があり、この辺りの草原にはハクサンフウロ、ツリガネニンジンなど、いろいろな花が咲いている。

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3合目付近から伊吹山を仰ぐ

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この花は何?

3合目の休憩舎・WCを過ぎ、ゲレンデの草原が尽きたところに4合目の標識がある。ここから林間の転石の多い道を登ると再び草原に出て、ベンチと売店(ジュース等を販売中)がある。ここから見上げる伊吹山の南面は益々急峻に見える。登りの半ばということで、ここで水を飲んで休憩。ハイカーさんも大勢休んでいる。

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4合目から5合目への登り

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5合目の休憩所

5合目からいよいよ急登となり、遥か上をのろのろと動いているハイカーさんを見上げながら、草原の中をジグザグに登る。避難小屋の下を通ると6合目の標識がある。

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5合目から伊吹山を仰ぐ

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避難小屋

傾斜はきついが、終始展望が開け、振り返れば山麓を見下ろして稼いだ高度が実感でき、とても楽しい登りである。左に見える尾根は石灰岩の岩壁を巡らして、なかなか険しい。7合目を過ぎると、「行導岩」の説明板があり、左を眺めると山肌から屹立する巨石の上にお堂が建つ。さらに傾斜が強まり、ジグザグに登ると8合目(標高1220m)に着く。頂上稜線を間近に仰ぎ、あとひと頑張りだ。

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行導岩を望む

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8合目

草原に覆われた浅い窪をジグザグに急登すると、頂上のカルスト台地の一角に登り着く。台地の上を緩く登ると、伊吹山寺覚心堂と日本武尊(やまとたけるのみこと)像を中心に多くの売店が立ち並ぶ伊吹山頂上に着く(三角点標石はこの少し先にある)。日本武尊像があるのは、日本武尊が伊吹山の荒ぶる神を鎮めようとして負った傷が元で亡くなったとの古事記の伝に基づいているそうな。

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フジテンニンソウ

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頂上直下の急坂

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伊吹山頂上

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売店が立ち並ぶ

表登山道を登ったハイカーさんに、伊吹山ドライブウェイの山頂駐車場から上がってきた軽装の観光客も加わって、山頂は大賑わいである。山頂は広々として360度の展望が得られ、解放的で気分が良い。これだけ人気が高いのも頷ける。敷石の広場があり、腰を下ろしてペットボトル飲料とパンで軽く昼食を済ませる。

時間の余裕があるので、頂上台地を一周する登山道を歩いてみよう。日本武尊像のすぐ奥には弥勒堂があり、石祠の中に弥勒菩薩像が祀られている。説明板によると、かつてはここに多くの石塔・石仏が祀られ、山岳信仰の中心となっていたとのこと。

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日本武尊像

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弥勒堂

伊吹山の三角点は、日本武尊像から少し離れたところにある。ここに来るのは三角点標石に拘りのあるハイカーくらいなもので、向こうの賑わいをよそにひっそりとしている。さらに草原が広がる台地を進んで、東登山道を歩いてみる。

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伊吹山三角点

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東登山道を歩く

アキノキリンソウやサラシナショウマ、トリカブトの咲く草原をてれてれと下り、台地の東端で180度ターンして頂上直下の緩斜面をトラバースする。笹原の中にフジテンニンソウの大群落がある。やがて、伊吹山ドライブウェイ終点の山頂駐車場に着く。車やバイクの走行音が煩くて興を削がれるが、あるものはまあ致し方ない。

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草原を下る

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山頂駐車場

駐車場から中央登山道の階段をえっちらおっちら登って頂上に戻る。あとは往路を下るだけだ。その前に売店でソフトクリームを買って食べ、一息つく。

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頂上に戻って…

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…プレミアムバニラを頂く

表登山道に入る前に、台地西端の展望地に行ってみる。山麓と琵琶湖を俯瞰し、なかなか高度感があって見事な景観である。表登山道の下りも5合目までは常に山麓を眺められて快適。ここは積雪期にスキーで滑ってみたいかも。

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展望地から琵琶湖を俯瞰

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表登山道を下る

予定より早く、14時前に山麓に降り着く。伊吹登山口バス停近くの売店で缶ビールを買って飲み、近江長岡駅行きのバスを待つ。14:30発のバスに大勢のハイカーさんと共に乗車。近江長岡駅15:06発、米原15:16着の列車に乗り、宿舎の東横インに戻った。

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三之宮神社から伊吹山を仰ぐ

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近江長岡駅から仰ぐ伊吹山

(滋賀県米原市の山2日目、霊仙山に続く。)


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