鐘撞山〜音羽山

天気:
メンバー:M,K,T
行程:前の沢林道入口 9:50 …鐘撞山(839m) 10:40〜11:10 …林道分岐 11:20 …音羽山(1015m) 12:05〜13:10 …林道分岐 13:40 …登山口 13:55 …前の沢林道入口 14:15
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

寒い冬。休日どこに行きたいかと言えば、何と言っても温泉。県内の日帰り湯で、まだ行ったことがなくて、良い所がないかな、とネットで探して、良さげな温泉を発見。ついでに山歩きもしよう(これを温泉主導型山歩きと称す)ということで、MさんとKさんに同行頂き、帰りに件の温泉に寄るのに場所がちょうど良い榛名山南面の山に登ってきました。

桐生を車で出発。R50を走って、箕郷町から榛名湖南岸・七曲峠に通じる県道榛名山箕郷線を上がる。山間に入り、県道から右に分岐する前の沢林道に入る。林道入口はA型バリケードで塞がれているが、ちょいと脇にどかして車を入れ、すぐ先の林道脇のスペースに車を置く。今日は快晴で比較的暖かい日だが、杉林の日陰はさすがに空気がキンと冷たい。フリースを着て出発する。


前の沢林道入口
「鐘撞山入口」の道標あり


林道に入ってすぐの場所に駐車

しばらく林道を辿り、適当なところで右の山腹に取り付いて、杉林の中の作業道を上がる。林内で錯綜する作業道を辿り、やがて作業道を外れ、枝打ちされた杉の枝葉を踏んで上方の尾根を目指す。大した登りもなく尾根上に着いたが、身体は良く温まってきて上着を脱ぐ。

ここから尾根上を登る。結構な急登だ。杉林を抜けると明るい雑木林の尾根となる。微かな踏み跡らしきもの(けもの道?)も現れ、落ち葉を踏んで登って行く。


杉林の作業道を登る


雑木林の尾根を急登

標高が上がると、左肩に覗岩がにょっきり突き出た旗矢岳(幡矢ヶ岳)や鐘原ヶ岳などの榛名山南面の山々が、冬枯れの雑木林の間に見えて来る。尾根が平坦になると鐘撞山の頂上の一角で、三角点標石と山名標がある。


旗矢岳と覗岩(左)を望む


三角点のある鐘撞山頂上

三角点のすぐ先は広場となり、石祠と「御嶽大神 阿夫利大神」と刻まれた石碑が建つ。明るくて雰囲気のいい頂上だ。腰をおろし、コーヒーとお菓子を頂いて、しばし休憩する。


鐘撞山頂上の石祠と石碑


鐘撞山頂上で憩う

鐘撞山から北へ尾根を辿る。こちらがメインの登山道で、道が良い。行く手に台形のピークを擡げる音羽山を見ながら尾根を下ると道標があり、左手に前の沢林道へ下る登山道を分ける。帰りはここから林道に下る予定だ。


鐘撞山から音羽山(中央)へ向かう


林道への分岐

ここから小さな登り降りのある尾根をしばらく辿る。最後は音羽山への急坂となり、ササに覆われた尾根を一気に上がると、平坦な頂上稜線の左肩に登り着く。平坦な稜線を右(東)に辿ると、三角点のある音羽山の頂上に着く。


広く緩い尾根


尾根が痩せて来る


音羽山への急登


音羽山頂上の一角に登り着く

頂上は疎らな林に囲まれて狭いが、それが幸いして風当たりが弱い。雰囲気も明るいし、数人が腰をおろして休むスペースもあるので、ここで昼食とする。Kさん差し入れの食料を頂いていたら、持参のうどんを食べるまでもなくお腹がいっぱいに。一時間程のんびり過ごす。


三角点のある音羽山頂上


音羽山頂上の山名標

下山は往路を林道分岐まで戻る。急坂を下っている途中で、ご夫婦のハイカーさんとすれ違う。今回、山中で出会ったのはこの方達のみであった。


音羽山頂上から往路を戻る


小さな岩場を下る


鐘撞山を望む


分岐から林道へ下る

分岐から林道に向かって山腹を巻くように下る。こちらも良く踏まれた登山道となっている。木の間から望む榛名山南面の山々は意外と高く見えて、奥山の雰囲気がある。大きな岩壁の基部を通り、折り返して山腹をゆるゆると下ると、大した下りもなく林道に降り着く。舗装された林道がずっと奥まで続いており、ここまで車で入ることも可能だ。あとは林道を下って、駐車地点まで戻った。


立派な登山道が続く


下り着いた林道に立つ道標

帰りはお目当てのリバートピア吉岡に立ち寄る。町営でかけ流し、料金は300円(2時間)と格安。繁盛しているが、浴場が大きいので余裕がある。お湯にゆったり浸かって温まれば、うーん、極楽。褐色がかってちょっとタール臭がする温泉らしい湯だ。ナトリウム塩化物泉とのこと。露天風呂もあり、お勧め。次の温泉主導型山歩きはどこに行こうかなと考えながら、桐生への帰途についた。