三床山

2012年2月19日(日)
天気:
メンバー:M,K,T
行程:鹿嶋神社 10:10 …三床山(335m) 11:00〜11:20 …二床山 11:55 …一床山(320m) 12:10〜13:10 …鹿嶋神社 14:00
ルート地図 GPSのログを地理院地図に重ねて表示します。

まだまだ寒い日が続くので、この週末も安蘇の里山歩き。小さい山ながら面白い、とネットで評判の三床山に、Kさん、Mさんと共に出かけて来ました。

短い行程の山なので、のんびり9時過ぎに桐生を車で出発。下道を走って、三床山がある佐野市に向かう。山麓の戸奈良町に入ると、行く手にポコポコとピークを連ねるミニ山塊が現れる。右のポコが三床山で、左のポコは高松と称するピークだ。広い畑地を突っ切ってミニ山塊の山懐に鎮座する鹿嶋神社に着き、神社の前の広い駐車場に車を置く。先客のハイカーさんの車が4台あり、我々のすぐあとにも1台到着した。さすが人気の三床山だ。

まず神社に参拝する。正一位鹿嶋大明神の額束の掛かる石鳥居を潜ると、杉の大木に囲まれてこじんまりとした本殿が建つ。朱塗りの壁や獅子の彫り物の色彩が鮮やかで、近年でも信仰の篤いことが窺える。

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山麓の戸奈良町より三床山(右)

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鹿嶋神社

三床山への登路は、神社の左脇の作業道を奥に入る。冬枯れの明るい雑木林の中に平坦な道が続き、風もなく穏やかで散歩の気分だ。沢コースを左に分け、その少し先で尾根コースの入口に着く。「出尾根コース」の標識があり、ここから山道に入る。

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沢コース分岐

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尾根コース入口

山道は、常緑低木(多分、ヒサカキ)の密な林を切り開いて付けられている。緩く登ると尾根の形がはっきりしてきて、右側の間伐された杉林の間から、下の谷間に広がるゴルフコースが見える。小ピークを越えた辺りの北斜面には薄らと雪が残っているが、再び登りにかかるとすっかり消えて、以降、雪を見ることはなかった。

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ヒサカキの林を緩く登る

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日陰には薄ら雪

三床山への最後の登りは、なかなかの急登だ。常緑樹の林を一直線に登って抜けると、冬枯れの疎らな雑木林に赤松の混じる急斜面となる。途中の岩場からは、小さな谷を隔てて高松のピークの眺めが良い。

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三床山頂上直下の急登

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岩場から高松を望む

二床山への縦走路を左に分け、稜線上を僅かに進むと三床山の頂上に到着する。三角点標石の先に広場があり、大小3基の石祠がそれぞれ異なる山麓を向いて祀られている。展望は疎らな雑木林を透かして得られるだけだが、南面は林が切り開かれ、一番大きな石祠が山麓のゴルフ場や佐野市街を見守っていた。

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三床山頂上

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三床山より山麓の眺め

Kさん差し入れのお菓子を食べて休憩した後、二床山へ向かう。稜線を戻り、分岐点から縦走路に入ると岩屑ザラザラの急斜面となり、途中にはトラロープが張られた個所がある。下り着いた鞍部では、左に鹿嶋神社への沢コースが分岐する。

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三床山から急な下り

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沢コース分岐

稜線を小さく上下すると、小さな岩場が現れる。岩場が大好きなMさんは直登(^^;)。Kさんと私は大人しく巻き道を行く。こんな岩場が三つ程あり、なかなか変化に富んでいる。

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稜線上の岩場(巻き道あり)

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二床山(左)と一床山

展望の良い小岩峰があり、振り返ると三床山が眺められる。スケールは小さいが、おむすびのような山容が立派だ。三床山から続く稜線はあちこちに岩場を配して、(すぐ下に広がる山麓を見なければ)高山っぽい雰囲気がある。

ひと登りで二床山の頂上に着く。高松経由の鹿嶋神社への道が左に分岐する。もうすぐ正午でお腹も減ったので、昼食にしましょうか?しかし、二床山の頂上は狭く、風も当たって寒いので、衆議の結果、もう少し進むことにする。

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三床山を振り返る

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二床山頂上

稜線上は風が吹き抜けて寒く、休めそうな場所がなかなかない。それなら一床山まで行ってしまいますか。露岩のあるザレた急坂を登ると、一床山の頂上に着いた。

頂上は広くないが、周囲に樹林がなく、まさに360度の展望が開ける。南から東にかけては関東平野を一望し、北から西にかけては安蘇山塊の山並みが折り重なって広がり、冠雪した日光連山を遠望する。風が弱まり、陽射しが当たって意外と暖かいので、ここで好展望を楽しみながら昼食とする。お湯を沸かしてカップスープを作ろうと思ったら、ガスストーブの調子が悪くて火力が弱い。ノズルに煤が詰まったようで、セルフクリーニングでもダメ。今回はまあいいけど、雪山で調子悪くなったら大問題。注意してメンテナンスしなければ。

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一床山頂上直下の急登

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一床山頂上

のんびり昼食をとったのち、登って来たハイカーさんと入れ替わりで頂上を辞す。一床山からは尾根を南へ下って、鹿嶋神社に向かう。10分程下ると「西入の頭」と称する分岐点に着き、「沢入の滝」「鹿嶋神社へ」という道標がある。同じ方向を指しているように見えるので、鹿嶋神社への途中に滝があるのかな(と思ったが、結局なかった。滝への道はここから分れて南面の沢に下るようだ)。

さらに南へ尾根道を辿る。尾根上の雑木林は疎らで低く、高松や関東平野が良く眺められる。振り返ると、ゆるゆると高まる尾根の奥に一床山の頂上がピョコンと見える。雰囲気が明るく、のんびり歩けて、とても楽しい尾根道だ。

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一床山(中央右奥)を振り返る

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明るい稜線を辿る

道標に従って、尾根から少々急な山肌を下る。山麓に近づくと右下に工事現場があり、日曜日にもかかわらずショベルカーの動く音が聞こえてくる。やがて、工事現場の一角で作業道に出る。この地点には道標あり。仕事中のショベルカーの脇を通させて貰って、作業道を辿る。

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山麓に下る

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作業道に出る(右奥の山は高松)

あとは山麓を緩やかに回り込んで鹿嶋神社に向かう。杉林を抜けると、笹藪を切り開いた道となる。高松を経由して二床山へ登る道(この道も面白そうだ)を左に分けると、鹿嶋神社までは僅かな距離だ。他のハイカーさんは既に下山したようで、駐車場には私の車だけが1台ポツンと残っていた。休憩を入れて4時間弱の行程の小さな山だったが、評判通り面白い山だった。一同満足して桐生への帰途についた。

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山麓の作業道を歩く

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鹿嶋神社駐車場に戻る

参考URL:計画の際、ハイトスさんの「三床山」の記事を参考にさせて頂きました。


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