根本山〜氷室山

2010年7月4日(日)
天気:時々一時
メンバー:K,M,T
行程:山神社 8:55 …根本山登山口 9:30 …稜線に出る 10:05 …中尾根十字路 10:55 …十二山神社 11:15〜12:10 …十二山(1143m) 12:25 …氷室山神社 13:35〜13:50 …氷室山登山口 14:40 …山神社 15:20
ルート地図 GPSのログを地理院地図に重ねて表示します。

梅雨の最中のこの週末、天気予報はぱっとしないけれど、家でうだうだ過ごすよりはまし、ということで、Kさん、Mさんと一緒に、黒坂石の山神社から根本山と氷室山を周回して歩いて来ました。1000mちょっとの低山なので、夏は一般的には暑くて登山には不向きですが、沢沿いの道や風が通る稜線は結構涼しくて、思ったよりは過ごし易い山歩きとなりました。

桐生を車で出発。沢入から黒坂石川に沿って走り、バンガローテント村で右に分岐する未舗装道(林道椀名条線)に入る。夜来の雨で泥濘が酷い。山神社の前に1台分のスペースがあり、ここに車を置く(少し手前にも車を置ける)。直ぐ下を流れる川は水嵩が増して、ヒンヤリとした霧を巻き起こしている。山神社にお参りし、根本山登山口に向かって金山林道を歩き始める。

予報に反して青空が広がる良い天気で、日差しが強い。林道の脇にはキイチゴが実を付けていて、誰も採って食べたりしないのだろう、物凄くたくさん成っている。摘んで食べると甘くて美味い。「根本山登山口 0.3km」の道標のある金五郎橋までは車でもなんとか来れるが、その先は急坂の悪路なので進入しない方が良い。

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山神社

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キイチゴを食べながら歩く

林道終点から小さな沢を渡ると対岸に「根本山登山口」の道標があり、ここから杉林の山腹をジグザグに登って小尾根に出る。沢を離れると一気に蒸し暑くなって、額から汗が流れ落ちる。

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林道終点

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根本山登山口

杉林の中の小尾根を登ると、左側が伐採された斜面の上に出て、根本山の頂上が拝める。眺めは良いが、木陰のない尾根上の登りは日差しと湿気で熱射病になりそう。まさに修行、いや、高い山に登る時だって登り始めはこれくらい暑い、などと愚痴り合い慰め合いつつ登る。再び林間に入り、山腹をトラバースすると根本山〜三境山の縦走路が通る主稜線に着いた。反対の桐生市側から爽やかな風が吹き上がって来て、一息つく。やれやれ。

稜線を根本山に向かうと、地面に白い花びらがたくさん落ちている。何だろうと見上げると、木の上にスズランのような白い花がたくさん咲いていた(後日調べると、ネジキという木らしい)。

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根本山を仰ぐ

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ネジキの花

痩せ尾根の岩場をロープや鎖を頼りに右から巻く。右下の谷は根本沢の源流域で、このあたりは険阻な奥山の雰囲気がする。根本山の頂上を巻いて、中尾根十字路に向かう。ガスが稜線を覆い、鬱蒼とした自然林の中にコアジサイの白い花が群れて咲いている。

根本山の頂上はお馴染みなので今回はパスし、さらに山腹のトラバース道を歩いて十二山神社に向かう。神社に着いて、時間は少し早いが昼食とする。例によって缶ビールで乾杯。今日は軽くパンで食事を済ませる。

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根本山の巻き道

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ホナガタツナミソウ

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コアジサイの群落

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十二山神社

1時間近くのんびりしたのち、怪しげな天気になってきたことを潮に腰を上げる。ササの下生えが美しい疎林の稜線を進むと、氷室山と熊鷹山の分岐に着く。稜線を直進して樹林に覆われたピークに登ると、「十二山 1143m」と書かれた山名標が木の幹に掲げられている。なお、十二山とは本来は十二山神社を指す(Mさん談)。

分岐に戻り、氷室山方面に向かう。ますますガスが濃く、険悪な天気になってきたので、中ノ沢林道からエスケープするつもりで降り口を探す。確か木の枝に「中ノ沢林道」という道標が打ち付けられていたはずだ。しかし、道標を見落としたのか、それともなくなってしまったのか、いつの間にか通過して、氷室山の直前まで来てしまった。まあ、氷室山は当初来る計画だったし、Kさんは氷室山は未踏だし、エスケープルートと較べてそんなに遠回りになる訳でもないから、無問題だな(^^;)

宝生山は左から巻き、道祖神の石碑から次のピークを登ってみる。この辺りは樹林に覆われた同じ様な小ピークが連なって、どれがどれだか分かりにくい。このピークの頂上には石祠があった。「氷室山」という山名標も架かっているが、氷室山とは本来は氷室山神社を指す(Mさん談)。ピークを越えると大戸川からの参道に出て、左に進むと「←水場5分位 ←黒坂石120分〜150分」という道標がある。ここが下山予定の沢コースの入口となる。

氷室山神社はこの僅か先にある。小さな石祠のある境内の静かな佇まいは相変わらずだ。休憩しているうちに、とうとう雨が降り出した。木の葉が傘になって、すぐには雨滴が落ちて来ないが、本格的な降りに備えてザックにカバーを掛け、雨傘を出して、念のため雨具の下をはく。

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霧巻く稜線

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氷室山神社

黒坂石への沢コースは、緩い笹原から始まる。やがて水流が現われ、沢に沿って下る。木立が切れて陽当たりの良い場所は夏草が繁茂し、踏み跡を覆い隠している。みどり市が昨年5月5日に設置した道標が要所にあり、おかげでコースが確認できる。そのうち、轟然と雨が降り出して、傘を差しての下りとなった。

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黒坂石への下山道

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傘を差して沢を下る

あるときは水流に靴を浸し、あるときは草藪を押し分けて下る。野趣満点で面白いが、盛夏に歩くのは藪が酷いのでお勧めしない。やがて木橋で沢を何回か渡り返す。新しい木橋も架かって、ルート整備の手が入っているようだが、濡れた丸太は非常に滑り易く、慎重に渡る。林道に出た時はホッとした。雨も上がり、青空も広がり始めた。山の天気は本当にコロコロ変わる。

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滑り易い木橋

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氷室山登山口

あとは林道をてくてく歩いて、車を置いた山神社に戻るだけだ。帰りはサンレイク草木に日帰り入浴で立ち寄り、汗をさっぱり流して帰桐した。


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