浅草岳スキーツアー

2009年4月5日(日)
天気:のち時々
メンバー:T
行程:ホテル大自然館 6:30 …最高到達地点 10:00〜10:50 …ホテル大自然館 11:55
ルート地図 GPSのログ(赤:往路、青:復路)を地理院地図に重ねて表示します。

3年前に守門大岳にテレマークで登ったとき、地元のスキーヤーから「浅草岳の山スキーもいいよ〜」と勧められた。浅草岳は初夏に登ったことはあるが、滑ったことはない。調べてみると、一般から参加者を募る浅草岳スキーツアーが毎年4月に開催されているらしい。山スキーで初めてのルートをガイドして貰えるのはありがたい。昨年まではいろいろ都合があって参加できなかったが、今年こそは、ということで3月早々に申し込み。第53回浅草岳スキーツアーに参加して、テレマークで滑って来ました。ガスで視界が悪いために頂上には到達せず、標高約1300mで撤退となりましたが、心配された雪の量もしっかりあり、大満足のツアーでした。

前夜、桐生を車で発ち、赤城IC〜小出ICを1,000円で通過。小出市街を過ぎ、真っ暗闇の中をツアー出発地点のホテル大自然館に向かうと、途中で一時的に大雨となった。予報では天気は回復傾向とのことだが、大丈夫だろうか。

ホテル大自然館には5時前に到着。広い駐車場に一番乗りだったが、後から次々と車が来た。受付が始まるのを待って、車の中で30分程仮眠する。

目を覚ますと雨はすっかり上がり、上空は雲の流れは速いが、白々と明るくなっていた。受付で参加費3,000円を払って、ナンバーの付いた腕章を貰う。さて、着替えて出発の準備をするか。と、ウェアを入れて持って来たバッグを開けてみると、ガーン!スキー用のオーバーズボンがない!うわこりゃ近年稀に見る痛い忘れ物だこりゃ大ぽか

幸い、フリースインナーズボンと雨具があったので、それを重ねて履くことにする。保温性は少し落ちるが、防風・防水はOKなので、深雪のラッセルとか、雪中のビバークとかがなければ無問題だろう。万一の防寒のために、履いて来たGパンをザックの底に入れておく。

危うくツアー開始前に敗退しそうになったが、6時からの開会式に臨む。参加者は約40名で、スタッフさん約10名がツアーに加わる。神主さんによる安全祈願が執り行われ、お神酒が一口振る舞われたのち、いよいよ出発となった。

ルートはまず雪に覆われた車道を辿って、白崩沢橋の袂から杉林の中の林道をジグザグに登る。このあたりの積雪は約1mといったところ。今シーズン初山スキーのシール歩行は、楽しいなぁ。

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安全祈願祭

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白崩沢橋の袂から林道を辿る

林道から大きな滝(白崩滝)の見える地点で最初の休憩を取る。上着を脱いで衣類を調節する。なおも林道を辿ると、広場になった林道終点に着く。行く手にはこれから登る尾根が見えているはずだが、まだ雲の中だ。

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白崩滝を望む

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林道終点

林道終点から急な斜面を登る。シールでの登高に慣れていないと、苦労しそうなところだ。小さな谷を横断し、さらに急坂が続く。息が切れたところで2回目の休憩。

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シールテクの要る急坂を登る

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小さな谷を横断

急な斜面をジグザグに登ると、ようやく尾根の上に出た。少しガスが切れて麓が見えたが、その向こうに見えるはずの守門岳は雲に隠れたままだ。ここからはブナが点在する尾根上の緩い登りとなり、シールを効かせて快調に登る。相変わらずガスが掛かっているが、時々見える周囲の山々は真っ白な雪に覆われて、いい眺めだ。尾根の左側はヤジマナ沢に落ちる急斜面で、雪庇が出来ている。左上の尾根に桜ゾネの駐車場が見える辺りで、3回目の休憩となる。

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ヤジマナ沢左岸尾根を登る

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尾根上は緩くて楽な登り

尾根上の緩い登りが続くが、上がるにつれてますますガスが濃くなって来た。標高約1,300mで左側が浅い谷状となっている場所で、雪庇の陰で風を避けて大休止となる。スキー板を外して腰掛けにし、パンを齧ってテルモスの熱いココアで流し込む。スタッフさんが会議を開いていて、その結果ここで撤退することとなった。頂上まであとは一本の尾根で、ルートはばっちり判った。ここで引き返しても私としては全然OKだ(^^)

30分程休憩したのち、下りに取りかかる。メンバーの所在を確認した後は、スタッフさんが先導するが、自由滑降となって各自のペースで滑って行く。ところどころで写真を撮りながら、のんびり滑る。下る頃になってガスが上がり、向こうに守門岳の膨大な山容が見えて来た。雪は重いが、尾根の上は広く緩いので、まあまあ滑りやすい。

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標高1300m付近の雪庇の陰で大休止
ガスのため、ここで撤退となる

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下る頃になってガスが切れる
遠方の山は守門岳

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撤退地点から上部の尾根を見る

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往路のヤジマナ沢左岸尾根を滑る

尾根を下がったのち、左の浅い谷に滑り込む。ここは小さな木立があり、ますます雪が重くなって悪戦苦闘。前を行くおじさんテレマーカーは、小さなターンでスピードをうまく制御して滑っている。うーむ、比べると私はまだまだ修行が足りないなぁ(^^;)

再び尾根に戻ると、狭く急な尾根上の滑りになる。ここも難しいよー。しかし、何とか滑って行く。ボードはこういう悪雪にも強いようで、ガンガン滑っている。

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途中は左のアイヨシ沢を滑る

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再び尾根上を滑る

ほぼ往路を滑って、林道終点の広場に着いた。あとは平らな道を滑るだけだ。計1時間程の滑降で、ホテル大自然館にゴールイン。スタッフさんに腕章を返却して、無事帰ったかチェックを受ける。あー、面白かった。このルートはまた来たいですね。感謝。用意されていた豚汁を貰って、奇麗に晴れた青空と雪景色を見ながら、美味しく頂く。

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林道終点に到着

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ホテル大自然館にゴールイン

帰りは国民宿舎浅草山荘のに立ち寄って、ゆっくり温まる。まだ日は高いが、道すがら新潟県内の残雪の状況を眺めながら、桐生へ帰った。


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