朴の木山

2007年7月29日(日)
天気:
メンバー:T
行程:野峰登山口 8:50 …野外活動センター 8:55 …朴の木山(624m) 9:35 …桐生市基準点No.127 10:10 …鞍部 10:30 …林道に出る 11:00 …野峰登山口 11:20
ルート地図 地理院地図を用いてルートを表示します。

そろそろ梅雨が明けても良い時期ですが、どーも晴天が続かない(関東甲信は8月2日に梅雨明け)。この日曜も大気が不安定で、午後には雷もあるとの予報なので、遠出は止めて、近場の気になるスポット探訪第2弾。つれづれさんの県境踏破シリーズを見て、地元にこんな山があるんだ、と初めて知って以来、ちょっと気になっていた朴の木山(ほおのきやま)に出かけて来ました。ネットで検索すると、桐生市青少年野外活動センターから登山道があって、小学生が野外活動の一環で登ったりする山のようです。

自宅を車でのんびり出発。コンビニで朝食のパンと昼食のおにぎりを買い込んで、桐生川の上流に向う。途中、桐生川ダムの展望台に立ち寄って、湖面を眺めながら朝食のパンを齧る。早くも、アキアカネがたくさん飛んでいる。

登山口に向う前に、もう一か所寄り道。ダム湖を上流に向い、野外活動センター手前のトンネルの手前で右の細い車道に入る。橋を渡って、ダム湖左岸の道をしばらく辿ると、崖から掛樋で引かれた水が迸っている。これが大洲の水で、桐生川流域にたくさんある、いわゆる名水の一つだ。飲んでみると、冷たくて美味しかった。

道を戻ってトンネルを抜け、野外活動センターの案内に従って右折。野外活動センターには行かず、閉籠里(とづろうり)という雅びた名前の集落を奥に入って、野峰登山口に車を停める。ここには山の神が祀られていて、2台くらいなら車が置ける。(2008-12-21追記:私有地のため、現在は駐車禁止になっている。)

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水源の森日本百選
大洲の水

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閉籠里の奥にある
野峰登山口に車を置く

車道を少し戻り、坂道を野外活動センターに上がる。夏休みが始まって大勢の子供が宿泊しているようで、野外活動センターの宿泊棟の中から歓声が聞こえて来る。宿泊棟の右端が朴の木山の登山口で、最初は木のチップが敷き詰められた階段を登る。それにしても今日は蒸し暑い。ちょっと登っただけで、メッシュのTシャツがぐっしょりになる。

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野外活動センターから登り始める

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山道の入口

階段を登ると分岐があり、左に進む(どちらでも先で合流する)。どんづまりに山道の入口があり、「ほうの木山・後沢コース」という標識がある。山道に入り、山腹をジグザグに登ると小さな尾根の上に出て、ようやく風が少し通るようになる。やれやれ。

尾根を登ると、丸太を組んだ展望“砦”がある。攀じ登ってみると南側の展望が開けているのだが、今日は湿度が高く、景色は霞んでいる。杉林の尾根をなおも登ると、左から荒廃した林道が上がって来て、「後沢にんじゃコースハットリ君」という標識がある。なにやら楽しそうなコースだ(^^)

少し先には「マンガン鉱採掘跡」という標識があり、確かに杉林の中に掘り返した穴がいくつか残っていた。ここから急登になり、これを登り切ると「りす平」の標識がある平地に出る。周囲は杉の植林で、りすがいそうな感じはしない。昔はいたのかな。

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展望“砦”

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マンガン鉱採掘跡

りす平からは緩い登りとなり、右手に杉の植林帯が現れると、頂上まではわずかだ。

朴の木山の頂上は、切り株の上に山名標が置かれているだけで、そっけない。南側は植林帯で、かつては眺めが良かったらしく、丸太がベンチ替わりに置かれていたりするが、杉が育ってしまって、眺めを得ることは難しい。少し伐採すれば良い展望台になると思うのだが、これでは登って来た子供ががっかりするかもよ。

頂上から先の登山道は植林帯の縁に沿って南へ下り、梅田湖に出るようだ。擦れて「梅田湖…」とかろうじて読める標識を見つけた。これで下山すると野外活動の小学生と同じ行程になって、私のプライドが許さないので(^^)、今日はさらに稜線を伝って、野峰まで歩いてみるつもりだ。

杉林の中に入り、東へ群馬・栃木県境の稜線を辿る。つれづれさんの記録にある通り、藪はあまりひどくない。とはいえ、時期が時期なだけに灌木の茂った小枝がうっとおしい。途中、北側の眺めが開けて、野峰の茫洋とした稜線と三境山〜根本山あたりの稜線が見える場所があるが、あとは全く展望がない。

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朴の木山頂上の山名標

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手前は野峰の稜線
奥は三境山〜根本山の稜線

やがて、稜線がT字に突き当たるところのピークに出る。杉林に囲まれて、ここも展望はなし。下草の中に桐生市基準点No.127の標識がある。ここから左(北東)の稜線を進む。地形図には破線のある稜線だが、踏み跡(多分、けもの道)が断続するだけだ。しかし、途中には笹の下生えも出て来たりして、ほんの少しだけ奥山の雰囲気のする箇所もある。

木の間で見通しの効く所からは、行く手に野峰が意外と大きく高く見える。あそこまで、微かな踏み跡を辿って登るのは結構大変だなあ、と弱気になる。暗い杉林の中を下ると、最低鞍部に着いた。

ここで、当初の志の通り野峰を目指すのか、左(西)の後沢に逃げるか考える。地形図では後沢沿いに破線があるが、これはあてにならない。大きな滝場があるような危ない沢ではないが、藪があったり、伐採で谷が埋まっていたりしたら悲惨だ。しかし、天気も下り坂だし、藪っぽい尾根の縦走を続ける気力もなくなってきたので、下ってしまえ〜。

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桐生市基準点No.127のピークから
野峰へ向う稜線

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後沢の林道跡を下る

下ってみると、杉林の中にかつての山道の跡が続いていて歩き易く、幸い藪もない。やがて、水流が現れて、冷たい水で顔を洗ってすっきりする。ところどころで朽ちた木橋を見ながら下ると、未舗装の林道に出た。これでホッとする。左の山腹にはコンクリの防護壁があり、県境踏破隊はあそこを下ったのかな、などと眺めながら林道を歩き始めると、道の真ん中に、なにやら太い棒が…

ぎえぇーっ、ヘビだ!長さ1mはありそうなでかい奴だ。しかも、ガマガエルを生きたまま下半身から丸飲みしているところだ(@_@;)。ヘビはこちらに気が付くと、カエルをくわえたまま後じさりしていたが、やがてカエルを離すと道の脇の藪の中に逃げていった。後には下半身血塗れのカエルが…

気が付くと、二の腕全面にさぶイボが出ていた。最近、スプラッタ映画は怖くて見られないのに、凄いスプラッタシーンを見せられてしまった。しかし、山道でヘビに出くわさなくて良かったぁ。

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タマアジサイ

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後沢右岸の滝

ちょっと驚く出来事はあったが、後は林道をのんびり下る。杉林の中にタマアジサイが多い。途中で、高さ3mくらいの形の良い滝を見る。簡易水道の横を通ると、車を置いた野峰登山口へは5分程。昼食のおにぎりは帰宅して食べた。


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