父不見山

2007年2月12日(月)
天気:
メンバー:T
行程:小平 10:00 …坂丸峠 11:05 …長久保の頭(1066m) 11:40〜12:00 …父不見山(1047m) 12:20〜13:00 …杉ノ峠 13:15 …生利 14:30〜14:57 =(バス)= 小平 15:30

前日に桐生堀マラソンのハーフ21kmを完走したので、少し筋肉痛になっていたが、天気も良いことだし、軽く出かけてこよう、ということで神流川流域の険しくない山に登って来ました。ぽかぽかと穏やかな天気の下、のんびり歩くことができました。

桐生を車で発ち、R462を神流町小平へ向かう。神流川橋を渡って右折し、狭い道を少し進んだ所に登山口の道標があり、向かいの空き地に車を置く。建設資材置き場?になっているようだが、今日は休日で作業はないから駐車しても大丈夫だろう(神流町HPの父不見山ガイドの項にも駐車可と記述がある)。もう一台、4WDが停まっていて、誰か先に登っているようだ。

今日は雪を踏むことはなさそうなので、スパッツはなし。軽アイゼンは念のため携行する(結局、使わなかった)。出発の準備をしていると、来た方向とは反対側から年配男性の単独ハイカーさんが熊除け鈴をチリンチリン鳴らしながらやって来て、道標をカメラでパチリ。登山道に入って行った。

ハイカーさんに続いて登山道に入り、杉林の中の掘割のような道をジグザグに登る。古い林道と何回か交差すると、雑木林の少し急な登りとなり、背後の木の間から赤久縄山あたりの山並が見える。

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小平の坂丸峠への登山口

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坂丸峠へ杉林の中を登る

再び杉林の中の道になり、林道坂丸線を横断する。ここには「父不見山登山道のご案内」と記された立派な案内図がある。このすぐ上には造成された平地があり、オドケ山から西御荷鉾山にかけての眺めが良い。

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林道坂丸線を横切る

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オドケ山(左)と西御荷鉾山

山道と作業道が交錯するが、なるべく山道を歩く。先行していたはずのハイカーさんをいつの間にか抜いていた。ハイカーさんが作業道を通っている間に、山道でショートカットしたらしい。

「坂丸峠 標高858m」と書いた道標が現れるが、本当の峠はもう少し登った所で、大きな杉の木の間に石祠が祀られていた。水を飲んで休憩している間にハイカーさんが到着。挨拶を交わしたのち、先に登って行った。

峠からしばらくは、上武国境稜線の埼玉側の杉林の中をトラバースする道で楽だ。道標に従って左折し、急坂を登るとハイカーさんが一服していた。稜線に出ると雑木林になり、木の間越しに両神山や二子山が見える。

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杉の間に石祠が祀られた坂丸峠

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長久保の頭への登り

登り着いたピークが今日の最高標高点の長久保の頭(大塚)だ。木々に囲まれているが、東側がまだ低い植林帯なので、城峯山から秩父盆地にかけて眺めが意外と良い。頂上の新しい道標には、南を指して「摩利支天」と書いてある。摩利支天と言えば甲斐駒のそれを連想する。展望が良いかもと思って、デジカメだけ持って往復してきたが、平坦な尾根の先で杉林がちょこっと切れたところがあるだけ。外れでした。宗教的モニュメントもなし。

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長久保の頭

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長久保の頭から城峯山(左奥)を遠望

長久保の頭から、父不見山を正面に見ながら鞍部へ一旦下る。登りのときはなんともなかったが、下りは筋肉痛が効く。陽射しが燦々と降り注ぐ尾根道を登ると父不見山の山頂に到着した。

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長久保の頭の下りから
父不見山を仰ぐ

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父不見山への登り

頂上の南面は植林帯だが、北面は冬枯れの雑木林で結構明るい雰囲気だ。件のハイカーさんが先に到着していた他、ご夫婦1組が頂上で記念撮影をしていた。意外に人気があるとも言えるが、やはり静かな山だ。

今日は暖かいので缶ビールがうまい。ラーメンを作って昼食にしていると、ビーグル犬が3頭登ってきた。よしよし、かわいいなー。頭をなでてやろうか…。こらー、ラーメンの空き袋をくわえるんじゃないー凸(-_-#)。後から飼い主が現われるかと思ったが姿は見えず。どうも仕事中の狩猟犬のようで、来た時と同じく3頭連れ立って頂上から下って行った。それにしても犬だけで自立的に行動出来るとは賢いのう。

昼食を済ませ、ご夫婦ハイカーさん、単独ハイカーさんの後を追って、杉ノ峠に向かって尾根を下る。右手は山火事跡に植林された斜面で、明るく展望が開けて気分が良い。もっとも今日のような好天ならば、どこを歩いても気持ちが良いでしょうがね。

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父不見山頂上
左下の石に「三角天」と刻まれている

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父不見山から杉ノ峠へ
山火事跡の植林帯を見て下る

あっという間(実際、15分)で杉ノ峠に下り着く。山火事の様子を生々しく残す半分焼けこげた杉の大木の根本に石祠が祀られている。峠から生利(しょうり)への下り口は笹藪が被さっているが、すぐに杉林の中の明瞭な道になる。事前に調べておいた生利バス停発のバスの時刻に丁度間に合いそうだ。山道を下って沢に出る。沢に沿って下ると林道に出る。しばらく歩くと、土坂峠を越える県道高崎神流秩父線に合流。あとは舗装道路をR462まで歩く。ご夫婦ハイカーさんが少し前を歩いているのが見えた。

生利バス停にはバスの発時刻の約30分前に到着。今日はもう歩くつもりはないので、のんびりバスを待つ。定刻を少し過ぎた頃、バスがやって来たので写真(右下)を撮って、さて乗り込もうとしたら、思いもかけない客だったのか、危うく通過されそうになった。

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焼けこげた杉の残る杉ノ峠

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生利バス停でバスを待つ

バスの乗客は私一人だ。万場で時間調整のため20分停車するので、実質乗車時間約10分で出発地の小平に到着。運賃は240円也。ちょうど、ご夫婦ハイカーさんが4WDで出発しようとしているところだった。生利からR462を歩いていらしたらしい。私は、昨日嫌になるほど運動したので、今日は楽をさせて貰いました。

帰りの途中の鬼石で、今日のもう一つの楽しみである神流川湯郷白寿に立ち寄り、一風呂浴びる(700円)。ここの泉質はナトリウム―塩化物強塩泉で、赤茶色に濁ったお湯と浴室の床に千枚田のように析出した成分が如何にも本格的温泉といった感じ。人気が高いのも納得。筋肉痛をほぐして、桐生に帰った。


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