篭ノ登山

天気:時々
メンバー:M,T
行程:池ノ平駐車場 10:30 …東篭ノ登山(2228m) 11:10〜11:40 …西篭ノ登山(2212m) 12:10〜13:20 …東篭ノ登山 13:45 …池ノ平駐車場 14:15

もう梅雨入り?と思わせるぐずぐずした天気が続いていますが、天気予報では長野県が晴れそう。ということで、標高2000mの池の平まで車で上がって篭ノ登山を往復し、池ノ平湿原を散歩して来ました。高山植物の花はまだまだこれからでしたが、高山的な景観を楽しんで来ました。

桐生を7時半頃車で出発。上信越道を小諸ICで降り、道路脇の百体観音を車窓から数えながら地蔵峠に上がる。峠のすぐ手前で右折して湯ノ丸高峰林道に入り、湯ノ丸スキー場のゲレンデとカラマツ林をジグザグに横切りながら上がると池ノ平駐車場だ。6/3〜10/31の期間は駐車場は有料(普通車500円)となっている。

上々の天気で、西篭ノ登山から東篭ノ登山にかけての吊り尾根が青空に浮かぶ。まずは東篭ノ登山を目指して出発。登山道に入り、カラマツの自然林の中をゆるゆると登る。冬の間の風雪が厳しいからだからだろうか、枝振りが真っすぐでないところが普通の植林されたカラマツ林と違っている。


池ノ平駐車場から西篭ノ登山(左)と
東篭ノ登山


カラマツの自然林の中を
東篭ノ登山を目指す

徐々に傾斜が強まり、樹高が低い木々の中の岩がガラガラした道を登ると東篭ノ登山の山頂に到着。周囲は360度の展望だ。登って来た方向を振り返ると丸い池ノ平湿原が俯瞰できる。西篭ノ登山の方を見ると、山頂には沢山のハイカーさんがいるようだ。その奥に湯ノ丸山や烏帽子岳がゆったりと稜線を広げている。


東篭ノ登山から池ノ平湿原


東篭ノ登山から西篭ノ登山、
湯ノ丸山(中央奥)、烏帽子岳

東の方は荒々しい赤ゾレの崩壊地と水ノ塔山に続く稜線がとっても魅力的だ。水ノ塔山の稜線を右に下って行った先には、高峰温泉の屋根が見える。あそこまで歩くのは面白そうだが、帰りに湯ノ丸高峰林道を長々と歩いて戻らないといけないのが、ちょっと問題。黒斑山や浅間山には残念ながらガスがかかっていた。

2000m級の高山的な景観を楽しみつつ、お菓子を食べたり水分を補給したりしてのんびり過ごす。水ノ塔山への縦走には惹かれるが、またの機会ということで、予定通り西篭ノ登山を往復して来ることにする。


東篭ノ登山から赤ゾレと
水ノ塔山


岩が積み重なった東篭ノ登山の山頂

西篭ノ登山へ稜線に入るとシャクナゲの木が多いが、花はまだまだ。下り切った鞍部は砂礫地となっていて、小さな白い花がたくさん咲いていた。名前はなんというのだろう?


鞍部から西篭ノ登山


この花は何?

鞍部からの登りの途中での林間では、ヒメイチゲがぽつりぽつり咲いているのを見る。岩がゴロゴロした急な道を上がると、西篭ノ登山の頂上だ。ここだけ日当りがいいからか、ようやく咲いているシャクナゲに行き当たった。


東篭ノ登山を振り返る


西篭ノ登山への登り


西篭ノ登山山頂から東篭ノ登山


シャクナゲはまだまだこれから

東西に細長い山頂は南側が砂礫地で、湯ノ丸高原から池ノ平湿原にかけての眺めが良い。高山的な景観と炒めたソーセージを肴に缶ビールを開ける。さらに、ゆで卵、アスパラ、ブルーチーズをパンに挟んで、ちょっとデラックスなお昼にする。

頂上で1時間以上ものんびりしているうちに、急にガスが流れて来て視界を閉ざす。山の天気は変わり易い。そろそろ引き上げますか。

往路を池ノ平駐車場まで戻って、荷物を車の中に入れ、空身で池ノ平に散歩に出かける。花はほとんどなくて、ショウジョウバカマ?をわずかに見たくらいだが、広々とした草原はやはり気持ちがいい。一周する木道があるので、これを辿る。一番奥には鏡池があり、水面に東篭ノ登山を映していた。


池ノ平湿原


池ノ平湿原鏡池から東篭ノ登山

池ノ平を囲む小高い丘が東側で切れている箇所は放開口と呼ばれている。ここから見ると、向こうの高峯山との間の谷はなかなか深くて、ここも高山的だ。


池ノ平湿原放開口
右奥は高峯山


池ノ平駐車場から東篭ノ登山

池ノ平を一周して駐車場に戻る。帰りは湯ノ丸高峰林道を通って高峰で一風呂浴びようと思ったのだが、日帰り入浴は14時までで終了なので間に合わず。ダートの林道を引き返し、地蔵峠から鹿沢紅葉館に下って、汗を流した。