於呂倶羅山

2005年3月21日(月)
天気:
メンバー:T
行程:光徳 8:30 …山王峠 9:45 …日光市・栗山村境(於呂倶羅山登り口) 10:25 …於呂倶羅山(2020m) 12:35〜13:45 …日光市・栗山村境(於呂倶羅山登り口) 14:45 …光徳 16:10

ようやく暖かくなった早春の一日、奥日光の登山道のない山に雪を踏んで登って来ました。

桐生から車で日光へ向かう。R122の沿道には白梅が咲き、青空に白く赤城山が浮かぶ。絶好の天気だ。いろは坂の周辺は大分雪が少なくなっている。8時半前に光徳の駐車場に到着。まだ早いので車は少ない。

山王峠へは2月も歩いたお馴染みのルート(山行記録)。今日はスノーシューで歩く。その他、軽アイゼン、ピッケル(使うのは20年振り)、スコップなど、いつもより多少荷物は重いが、一面の雪の中、天気が良ければ足取りも軽い。

山王見晴らしに登り着くと、真っ正面に目指す於呂倶羅山が両翼に稜線を広げ、深く窪んだ涸沼(かれぬま)から屏風のように聳えている。これを見たらやっぱり登りたくなるでしょう。

山王峠からは林道を於呂倶羅山の登り口まで歩く。このあたりは2月に来たときよりもむしろ雪が多い。登り口でドーナッツをココアで流し込んで腹を拵え、軽アイゼンに履き替えて出発。すぐ上の送電鉄塔を目指す。

送電鉄塔への道でちょっとまごついていると、後ろからヘルメット姿の二人に追いつかれる。じつはこの送電鉄塔は保守作業の練習用ゲレンデで、お二人は指導員と研修生。峠の宿舎に泊まり込みで実習中らしい。山に登ってきますと挨拶して先に進む。

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山王見晴らしより於呂倶羅山

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送電鉄塔付近より1789mピーク(右)と
於呂倶羅山への登り

送電鉄塔の次の1789mピークはテープに導かれて岩峰上部で左に巻く(結構危ないので、後述のルートが良い)。鞍部からもテープと数日前のトレースの痕跡を辿り、コメツガの密な林の急斜面を登る。雪が適度に締まっていて歩きやすい。これが固すぎても軟らかすぎても登るのは難しいだろう。

しかし、途中からぐさぐさの雪になって膝まで潜るようになったので、スノーシューに履き替える。振り返ると急斜面で登り口が眼下だ。太郎山と山王帽子山が聳え、その左には遠くに帝釈山脈が白く連なっている。

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登って来た斜面を振り返ると登り口が眼下

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帝釈山脈を遠望

密な林の藪と雪の急斜面の登りに結構へろへろになって東の肩に出る。ここからは広くて緩い尾根となり、藪もなく楽しいスノーシューハイクだ。太郎山や男体山の方面の眺めが素晴らしい。

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広く緩い尾根を登る

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山王帽子山(右)と太郎山

小ピークを一つ超え、最後に小さな雪庇の横を登って頂上に着く。頂上も南側が開けて、太郎山、男体山、三岳、奥白根山の眺めが良い。北側は木の間越しだが、高薙山や真っ白な奥鬼怒の山々が見える。

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於呂倶羅山山頂から奥白根山

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於呂倶羅山から涸沼と男体山

せっかくスコップを持って来たので、雪を階段状に切って即席のベンチを作り、餅スープの昼食にする。しかし、すっかり春山だなー。風が弱く気温も高目なのでビールが美味い。双眼鏡で景色を眺めていると、山王林道をスキーで歩く二人連れを発見。手を振ったが気が付いてくれたかな。

頂上でのんびりした後、下山する。下りは呆気ない程早かった。1789mピークは手前の鞍部から右へ巻くと緩斜面で藪も薄く、楽でした。

山王林道をてれてれ戻り、往路を光徳へ下る。スノーシューやクロカンのトレースが増えていたが、もう時間も遅いせいか全く人影なし。静かな山行も無事終了。中禅寺湖畔のホテルのに入って帰った。


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