和名倉山

2004年10月16日(土)
天気:
メンバー:T
行程:埼大山寮 6:10 …電波反射板 7:40 …造林小屋跡 8:25 …和名倉山(2036m) 10:40 …埼大山寮 14:50

奥秩父主脈から離れ、人の訪れも稀な秘峰(最近は登る人も増えたようですが)で以前から登ってみたいと思っていた山。ネットで秩父湖から二瀬尾根を登る記録(下記参考URL)を発見。桐生から行くにはアプローチが短くて好都合だし、直接、麓から登れるのも好み。途中のスズタケの藪が凄いとのことなので、涼しい季節を待って出かけて来ました。

桐生を3:40に車で出発し、秩父湖に6:00に到着。二瀬ダムを渡り、WCのある駐車スペースに車を置く。既に1台停めてあって、誰か登っている模様。すぐ先の埼玉大学秩父山寮の三角屋根の建物の横を下って、秩父湖に架かる長い吊橋を渡り、左へ行って杉林の中を右に斜めに上がる登山道に入る。

杉林の中の視界のない単調な登りが続く。左へ少しトラバースしてスズタケが出ると電波反射板のある小平地に着く。秩父湖や三峰神社への車道、武甲山、秩父盆地の眺めが良い。

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秩父湖にかかる吊橋

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電波反射板からの展望
秩父湖や武甲山(右奥)が良く見える

ここから道は一変して、山腹を巻く平らな道となる。森林軌道跡だそうで、ところどころ石組みが残っているが、道は至るところで崩壊。スズタケの藪も濃い。しかし、これはほんの序の口であった。

巻き道の終点の造林小屋跡に到着。台車やレールの他、多数の一升瓶の破片が散乱して、荒漠とした雰囲気だ。このちょっと先で先行していた登山者に出会い、以後、前後しながら進む。苔むした転石の沢窪を登るが、一番道がはっきりしない所だ。滑りやすいスズタケの急斜面を強引に尾根に詰め上がる。尾根上も背丈を没するスズタケが続き、鬱陶しいこと夥しい。ようやくスズタケの藪を抜けたところで、ちょっと一息。

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造林小屋跡に残る森林軌道の残骸
この周辺はルートが判然としない

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スズタケの藪をようやく抜けて一息

ここからは歩きやすい道で、途中には見晴らしのある小ピークもあり、行く手に平らな頂稜の一部が見える。黒木の細い稜線を登ると傾斜が緩くなり、尾根も広がって奥秩父らしい苔むした樹林帯が続く。

将監峠からの道と合流する所(二瀬分岐)には木の幹に小さな道標が打ち付けられているが、年代物でなんと書いてあるか判然としない。代りに貼り紙があって「道迷い多発!(省略)埼玉県警察山岳救助隊」と書いてある。いろいろ起きているようです。

カラマツ林の中を歩くと牧場のように開けた千代蔵休場に出る。奥秩父主脈や大菩薩、富士山、南アの北岳〜聖岳まで見渡せる大展望。将監峠への稜線も(写真では良く判りませんが)黄葉していて素晴らしい景観だ。

頂上は黒木の倒木に囲まれて展望ゼロ。うっかりすると帰り道の方角も判らなくなりそうだ。

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将監峠からの道と合流(二瀬分岐)

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倒木に囲まれた和名倉山山頂

ところで、先ほどの登山者の方と頂上で話をしていたら、なんと、実は今回参考にさせて頂いていたサイトのオーナーさんであることが判る。いやー、奇遇だ。頂上でビールを飲んだ後、休場まで戻って、ここで昼食。のんびり展望を楽しんだ後、往路を戻った。

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千代蔵休場から富士山遠望

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千代蔵休場から南ア遠望
中央左奥に荒川岳、赤石岳、聖岳

帰りは大滝温泉で一風呂浴びる(600円)。少し冷えた体をで温めるのが気持ち良い季節になって来た。もうすぐ冬ですね。

参考URL:計画の際、皆川さんちのホームページの「秩父湖からの和名倉山登頂報告」を参考にさせて頂きました。


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